2009-12-12

Boost勉強会

USTREAMで見ました。印象に残っているのはMulti-index ContainerとSmart Pointerの話でしょうか。

マルチインデックスコンテナは積極的に使っていきたいと思いました。Id、名前、オブジェクトへのポインタなど複数の観点から検索したいような場合は良くあります。そんなときは複数のコンテナを併用することが多かったのですが、矛盾が生じないよう整合性を取るのに気を遣います。

スマートポインタの話はshared_ptrとweak_ptrという、いつもよく使う部品の話でしたが、所有という概念についての考察や設計上の要点が筋道立てて大変良くまとまっていました。Observerパターンでの寿命の問題は前々から色々考えていましたが、Boost.Signal2での答えはやはりそうなりますか。

あとは、噂のBoost.Polygonについて、噂だけでどんなものか調べもしなかったので参考になりました。ガチな平面幾何ライブラリっぽくて良いと思います。解説はブール演算が中心でしたが、任意の直線との交点を求めたりとかも出来るんですかね? それならOpenGLなんか使わずにスキャンライン単位で描いて欲しかった。

個人的にCoroutineってのにはどうも魅力を感じないんですよね。それよりは状態機械をスマートに書く方法に興味があります。まあ、もっと高級な言語なら考えなくもないんですけど。