2009-12-16

マルチパス単純作業分解

人間というのは不思議なもので、複雑な作業をワンパスで行うよりも、単純な作業をマルチパスで行った方が効率が良くなる場合がある。

例えば通信販売の発送作業を一人ですることを考える。発送作業は一つの商品に付き、次のような4工程を経て発送されるとする(現実にはもう少し色々あるだろうけど省略)。

  1. 緩衝材をカットする
  2. 商品を緩衝材で包む
  3. 箱に入れて閉じる
  4. 宅配伝票を貼る

このような条件で同じような注文を100件発送しなければならないとする。

その場合、注文一つ一つについて、上の手順を繰り返すようなことは普通しないだろう。
普通はまず、緩衝材を100枚カットし、商品100個をすべて緩衝材で包んでしまい、箱に入れて閉じる作業を100回繰り返し、そして伝票を張る作業を100回繰り返すのではないだろうか。

4工程×100個×1パスよりも、1工程×100個×4パスのほうが速いという話。

つまり、何が言いたいかというと、今私がやっている作業は前者っぽいので、もっと後者っぽいやり方を追求すべきだ、という独り言です。