2017-10-06

DVD-ROM, CD-ROMのHDDへの取り込み

ふと思い立って円盤(CD-ROMやDVD-ROM)のハードディスクへの取り込みを進めている。思ったより良い成果を上げている。手間の割に広がるスペースの体積が大きい。

PowerDVDと一緒に付いてきたPower2GOがあったので、それでISOイメージや.p2iという独自形式で取り込んでいる。複数のトラックがあるCDは単一のISOイメージにはできないのでp2iで取り込んでいる。

本のスキャンと違って円盤の取り込みは監視している必要が無い。本のスキャンは必ず給紙のトラブル(重なりとか紙詰まりとか)が発生するのでその対処をしなければならない。それが無くても裁断は面倒だしスキャン時の紙の継ぎ足し、溜まった紙の取り出し、スキャン後のPDFの編集作業とやることが一杯ある。それに対して円盤の取り込みはファイル名を入れてディスクを入れるだけだ。取り込み中に同じPCで他の作業をしていてもそれほど問題にはならない。

この二年くらい部屋の汚さに大変なストレスを感じていた。それというのも昨年亡くなった人の遺品(主に書類)を部屋に持ち帰ったためだ。年々本のスキャンを進めて部屋が片付いてきたところに思いもしなかったところから他人の荷物をぶっ込まれたのだ。その無力感たるや。これでもほとんどの遺品は処分した。服や家具などは問答無用。冷たいと責められもしたがどうしようもない。狭い自室に置く場所など無い。それでも一部の書類は持ち帰った。重要な書類もあったし、それほど重要でなくても故人の生前の活動や考えが感じられる物もあったからだ。その大量の書類のごく一部を持ち帰っただけでも私の部屋はキャパシティを越えてしまった。元々簡単に捨てられるような物は既に捨てている部屋だ。キッチンや通路に積まれた書類を前に為す術は無かった。

まぁ、とはいえ、その書類や自分の本をスキャンしたりして少しずつスペースを空け、本棚の前に積んであるくらいまでには処理した。しかしいよいよ減らなくなったそれは私に一層の無力感を感じさせるのであった。

先日ハードディスクとお立ち台(HDDをUSB接続できるようにする機器)を買った。以前からの課題であった8mmビデオテープの取り込みを一気に進めるためだ。とりあえずエンコードはせずにmp2のまま保存してしまおう。そう考えたのだ。ビデオテープの取り込み自体はそれほど大変じゃない。USB接続のアナログ録画が出来る機器がすでにあるので、それを使って「予約」をしてその予約時間にビデオを再生するだけだ。後は録画が終わって1本分のmp2が完成し、ビデオテープは最後まで再生して自動で頭まで巻き戻る。

ところが、順調に10~20本取り込んだところでトラブルが発生した。ビデオテープがビデオデッキから出てこないのだ。蓋を開けて調べてみたところ、どうやらイジェクトの時に動くパーツが割れてしまったらしい。指で動かしてなんとかテープの出し入れが出来るといった具合だ。これはつらい……。このまま捨ててしまおうかと思ったけれど、とりあえず再び蓋をして放置してある。

そんなこんなで無気力な日々を過ごした後、最近時間ができたのを期にどうにかならないかと考えたところ、本棚の最上段に積まれていた大きなディスクケースが目に付いた。「MSDN」のマークが付いているアレだ。 これが無くなれば空いた場所に本棚の前に積んである書類が収まりそうだ。他にも雑誌や書籍に着いてきたものやPCソフトのパッケージやマニュアルも残っているので、これらも一気に一つのHDDに取りこんでしまおう。幸いHDDはある。

というわけで、案外サクサクと取り込みが進み、無造作に積まれた見苦しい書類が無事本棚に収まった。