Monthly Archives: 12月 2012

2012-12-26

シャープの手書き電子ノート、スマート家電、未来のデバイス

少し前にシャープの手書き電子ノートが発表されていたけれど、それに対する反応として、やれ、これだから国内企業はダメなんだ、といったようなものをよく見かけた。まったく分かっちゃいないと思う。

手書き電子ノートというのは未だまともなものが市場に出回っていない分野の一つだ。発想自体は大昔からある。製品もそこそこあった。しかし、重くて厚くて長持ちせず反応が遅く精度も悪いものばかりだ。Nexus7? iPad? その程度ではとても紙を置き換えることは出来ないだろう。

21世紀にもなって、なぜまだ紙のメモ帳やノートを持ち歩かなければならないのか。技術の進歩の遅さにいらだちを感じる。

未来の世界では文房具屋で超薄型軽量の電子ペーパーデバイスが低価格で購入できるようになることだろう。

今回のシャープのデバイスがどこまで理想に近づけているか注目したい。一番のポイントはペン先の形状と書き味、レスポンスだろう。細いペン先を細かく素早く動かしても正確に、遅延無く表示されるのか。解像度はやや低そうに見えるが、反応さえ良ければこの大きさだしひょっとしたら十分なのかもしれない。

この手の話題と言えば、最近はスマートフォンと家電を連携させるようなものもいくらか発表されているようだ。これについても同様に、無駄な機能をつけて、と批判する人は居るが、ポイントがずれていると思う。未来の世界では全てのデバイスはネットワークを通じて連携するようになるだろう。遅かれ早かれいつかは誰かがやらねばならないのだ。今必要性が薄く見えたとしても、それが当たり前になってしまったらみんな使うようになる。まだろくに使われてもおらず、磨きも掛かっていない分野の製品に対して無駄だと言ってみても意味が無い。

タブレット付きコードレスフォン(電話・FAX・ドアホン等)も同じ。詳しい人ならFAXモデムとPC、Webカメラなどを連携させて似たようなことはできるのだろうが、もっと誰もが手軽に出来るようになるべきだ。

未来の生活を実現するために、今できることをどんどんやっていって欲しいものだ。

ただ、この手のものが高付加価値商品と呼ばれピンチに陥っている家電メーカーをそれだけで救ってくれる、と考えているのであれば甘いと言えるかもしれないが。

必要なのは高い理想を掲げ、それに向かって少しずつでも着実に進んでいくことでは無いか。

2012-12-09

あみだくじ

(宇宙兄弟を見ていて)あみだくじってなんであみだくじって言うのかな、と思ったので調べた。

Wikipediaによると、室町時代のあみだくじは中心から外へ放射状に線を引いていたらしく、それが阿弥陀仏の後光に似ていたから、ということらしい。(詳しいソースは不明。一応広辞苑にもそのようなことが書いてはある)

一方画像検索結果から蜘蛛の巣型のあみだくじなんてものも。これはおもちゃの特許らしいが、この図のような感じだったのだろうか。

昔のあみだくじとか残ってないのかな。

ちなみに、あみだくじは外国ではあまり知られていないようだ。Web検索するとそのような体験談をいくつか読むことが出来る。英語版のWikipediaにはGhost Legとして載っているが、日本のWikipediaにある室町云々の記述は無い。

うーん。

2012-12-06

Kindleのパーソナルドキュメント(amazon.co.jp)

Android端末にKindleアプリを入れたのをきっかけに、パーソナルドキュメントを使ってみた。

登録してみたのは適当な技術書PDFファイル。自炊したものではなく、最初からPDFなのでサイズは小さい(約4MB)。

ファイルを登録するには、今のところ二つの方法があるようだ。

  • kindle.comへファイルを添付したメールを送る。
  • 専用のアプリを使う。

専用のアプリは今のところAndroid/iOS用のものしか無いようだ(日本のAmazonの場合)。

Androidの場合、端末上でpdfを適当なリーダーアプリから開き、「共有」機能で「Amazon Send to Kindle」を選択するとファイルを送信できる。

メールで送信する方法だと、Kindleの形式に変換できるそうなので、それも試してみた。Subjectに「変換」と入れるらしい。

Wanderlustから送信すると、「ファイル未添付のお知らせ (Kindle)」というメールが返ってきて二回ほど試したがうまく登録できなかった。

承認済みEメールアドレス一覧にgmailのアドレスを追加して、そちらから送信したらうまく変換できた。

しかし、変換後のドキュメントはめちゃくちゃに崩れていてとても読めたものではなかった。Kindleの形式に変換すると最後に読んだ位置が全端末間で共有されるらしいが、その機能はあきらめるしかないようだ。