Author Archives: AKIYAMA

2025-03-12 ,

Android版Emacsのためにした設定

先日Android版のEmacsを導入してみましたが、その後にした設定をまとめました。

これまでの設定:

以下はそれ以外の細かい設定です。

起動したらorgファイルを開く

私はこれまでEmacsで起動画面のカスタマイズなどは特にしていませんでした。とは言ってもデフォルトのスプラッシュスクリーンくらいはOFFにしていたので(つまり (setq inhibit-splash-screen t))、起動したらscratchバッファが表示される状態でした。

PCならこれで全く困らずそこから必要に応じてファイルやディレクトリを開けば済むわけですが、Androidスマホだと何を開くにも小さなボタンを何回も押さなければならず苦痛です(メニューバーの中のブックマークの位置と来たら……)。

なのでとりあえずデフォルトのorgファイルを最初から開くことにしました。その名も phone.org

とは言ってもやることは init.el の最後でfind-fileするだけです。一応OSとファイルの存在くらいは確認しておきましょうか。

(when (eq system-type 'android)
  (let ((home-file "~/my-org-files/phone.org"))
    (when (file-regular-p home-file)
      (find-file home-file))))

org-modeでメニューを作る

そうして開いたorgファイルにはよくアクセスするファイルやディレクトリへのリンクを書いておくわけです。

しかしそれだけでは足りません。よく使うコマンドもタッチで実行できるようにしておきたいところ。そんな時に便利なのが elisp: リンクです。 [[elisp:(message "Hello")][ハロー]] などと書けば押すとEmacs Lispの式が評価されるリンクが作成できます。description(ハローの部分)には画像を指定したりも出来るので工夫次第で綺麗な画面を作ることも出来ることでしょう。他人からもらったorgファイルだと何をされるか分からないので危険なリンクですが、自分が作ったものなら何の問題もありません。一応評価するかyes/noで聞かれるのでキーボードからだとy・e・s・RETと4ストローク必要ですが、Androidであればダイアログのyesをタップするだけです。むしろちょうど良いくらいです。

例えば次のような感じです(適当に似たようなものをでっち上げたので動作未確認)。

#+TITLE: Android用ホームファイル

- [[elisp:(my-ssh-setup)][ssh-agentの起動]]

- [[file:/data/data/com.termux/files/home/][Termux Home]]

- [[file:/data/data/org.gnu.emacs/files/][Emacs Home]]

- [[file:/sdcard/][SDCARD]]

- [[file:~/my-org-files/][Orgファイルたち]]
  - [[elisp:(my-git-pull "~/my-org-files/")][(my-git-pull)]]
  - [[elisp:(my-git-commit-push "~/my-org-files/")][(my-git-commit-push)]]
  - [[file:~/my-org-files/phone.org][phone.org]]
  - [[file:~/my-org-files/todo.org][todo.org]]
  - [[elisp:(org-agenda nil "a")][Agenda]]

- [[file:~/my-emacs-config/][Emacsの設定ファイル]]
  - [[elisp:(my-git-pull "~/my-emacs-config/")][(my-git-pull)]]
  - [[elisp:(magit-status "~/my-emacs-config/")][(magit-status)]]
  - [[file:~/my-emacs-config/init.el][init.el]]
  - [[file:~/my-emacs-config/early-init.el][early-init.el]]

各種ディレクトリへのリンクの他に、Gitのpushやpull、org-modeのアジェンダの表示なんかを入れておくと良いでしょう。これでAndroidからいつでも予定を確認できます。

Gitのためにあらかじめ次のような関数を用意しておきます。

(defun my-git-pull (dir)
  (let ((default-directory dir))
    (vc-pull)))

(defun my-git-commit-push (dir)
  (let ((default-directory dir))
    (unless
        (and (zerop (shell-command "git commit . -m \"Update\"" "*my-git-push*"))
             (zerop (shell-command "git push" "*my-git-push*")))
      (pop-to-buffer "*my-git-push*"))))

~/my-org-files/ の下は同期ソフト代わりにGitを使うようなイメージです。将来的には変更がぶつかったらある程度自動的にマージ(rebase?)するような仕掛けも欲しい所。

~/my-emacs-config/ の下はある程度ちゃんとコミットメッセージを書くためにとりあえずMagitを起動するリンクを載せておきましたが、Magitはなぜかものすごく遅いのでvc-checkinとvc-pushの方がいいかもしれません。

リンクを開くときに新しいウィンドウを開かない

使っていると何かにつけて新しいウィンドウを開いてくるのが気になります。PCでは分割ウィンドウが不要ならC-x 1を押せば済む話ですが、タッチ操作がメインの場合はウィンドウを閉じるのにも一手間必要です。画面が小さいので分割されると見づらくなってしまうということも関係しているのでしょう。

先日の設定(モードラインをドラッグしてウィンドウを消す)でウィンドウを簡単に閉じられるようになったとはいえ、そもそも最初から新しいウィンドウを開かなければいい話です。とは言え別ウィンドウを開くのが必ず悪いかと言われればよく分からないので、とりあえず気になったところだけ直すことにします。display-buffer-alistあたりを変更しようかとも思いましたが、とりあえず個々のコマンドの設定を変更してみます。

;; org-modeのリンクを開くときに別ウィンドウを開かない
(setf (alist-get 'file org-link-frame-setup) 'find-file)

;; org-agendaで別ウィンドウを開かない
(setq org-agenda-window-setup 'current-window)

;; Dired内でファイルをタップしたときに別ウィンドウを開かない
(define-key dired-mode-map [mouse-2] #'dired-mouse-find-file)

;; Diredから他のディレクトリを開くときに元のDiredバッファをkillする
;; (`dired-mouse-find-file'の挙動に影響する。
;;   dired-mouse-find-alter-fileは存在しない)
(setq dired-kill-when-opening-new-dired-buffer t)

おそらく他にも同じように感じる場所があると思いますが、気がついたら逐一設定していくことにします。

org-captureの保存先

ディレクトリ構成が変わったのでorg-captureの保存先も変える必要があります。……と思ったのですが、その後 ~/ とシンボリックリンクを組み合わせてPCと同じパスになるようにしてしまったので設定は不要になりました。

ファイルの同期

PCではファイルの保存やEmacsの終了のタイミングでファイルを同期するような仕組みを整備していましたがスマホでは止めておきました。電波が入らないところで使っている可能性があるので。とりあえず手動で同期しようと思います。

物理キーボードからのIMEのON/OFF

Bluetoothのハードウェアキーボードを接続してみたのですが、IMEのON/OFFの方法がよく分かりませんでした。半角/全角を押すと切り替わるように見えてOFFなのにM-<やM->を押すと<や>が入力されてしまったり、かと思えばそれらはコマンドとして認識されるけど半角/全角切り替えはできなかったり。

調べてみると、これはどうもtext-conversion-styleoverriding-text-conversion-styleが影響しているようです。

text-conversion-styleはIMEの挙動を指定するバッファローカル変数です。nilのときIME無効、非nilのとき有効になるようです。非nilの中でも、シンボル action やシンボル password といった指定もあります。ザッと検索してみたところ、text-mode(org-modeはここに含まれます)やprog-mode(一般的なプログラミング用のモードはここに含まれます)では tcomint-mode(shell-mode等がここに含まれます)やminibuffer-modeでは actionread-passwdでは password が指定されているようでした。つまりバッファ毎にそのバッファに入力される文字の種類・性質を指定するという側面があるようです。

それでtext-conversion-styleがnilのバッファではIMEを介さない入力が可能で、tのバッファでは常にIMEを介した入力になってしまうということのようです。極端だってば。(注: この辺りの挙動はIMEによっても若干異なるようです。Gboardはtext-conversion-styleがnilの時でもGboardのショートカットキーを完全に無効にすることはできませんでした。M->を押すと何か不可解なエラーが出たり、M-tを押すとGoogle翻訳を使おうとしたりします。ATOK Passport Proはショートカットキーが干渉することはありませんでしたが、text-conversion-styleがtのときは半角文字もIME経由でバッファへ直接挿入されるためorg-modeのスピードコマンドやedebugのアルファベット1文字のキーが使えなかったりしました)

text-conversion-styleの効果はグローバル変数overriding-text-conversion-styleで上書きできます。デフォルトの値はシンボル lambdatext-conversion-styleの値を尊重します。それ以外の値が指定されている場合は、text-conversion-styleは無視してoverriding-text-conversion-styleの値が使われるようです。

ということはこのoverriding-text-conversion-styleを切り替えるコマンドを作ればIMEの挙動をユーザーが明示的に指定出来るようになるはずです。

(defun my-toggle-text-conversion-style ()
  "`overriding-text-conversion-style'を`lambda'とnilとの間で切り替えます。"
  (interactive)
  (cond
   ((eq overriding-text-conversion-style 'lambda)
    (setq overriding-text-conversion-style nil)
    (set-text-conversion-style text-conversion-style))
   ((null overriding-text-conversion-style)
    (setq overriding-text-conversion-style 'lambda)
    (set-text-conversion-style text-conversion-style))))

それを私はCtrl+変換に割り当てました。私は普段PCでもこのキーでIMEのON/OFFを切り替えているので。

(define-key global-map [C-henkan] #'my-toggle-text-conversion-style)

半角/全角は英数/カナ切り替え(カナロック)のようなものだと考えることにします。

ちなみにハードウェアキーボードの細かいレイアウトはshiftrot/caps2ctrlkcmファイルを独自にカスタマイズして調整しています。

line-spacingや文字サイズの調整

指で位置を指定することを考えるとline-spacingは大きめが良いでしょうね。使うフォントにもよると思いますが。文字サイズは視力との兼ね合いでしょうか。

おしまい

これでAndroid版のEmacsを触って最初に思いついた設定は一通り終わりました。

最初はAndroid版のEmacsなんて使い物になるの~? と疑っていましたが、思っていた以上に使える道具だということが分かってきました。Orgzlyはもう私には必要ありません。Android用に作られた昔からあるテキストエディタアプリも用済みです。タッチ操作で普通に編集できるので遜色ありません。長押しメニューが圧倒的に便利です。Dropbox等のクラウドストレージとの連携が必要な人だとまだその手の機能を搭載したアプリの方に分があるかもしれません……ってTrampのrcloneメソッドがあるんですね(使ったことはありません)。

すごいのはほぼ全ての設定がPCと同一だということです。Androidのためだけに設定したことは、これまでに紹介したものしかありません。

もちろん今後も触っていて思いついた改善をしていこうと思います。決して尽きることはないでしょう。

2025-03-11

長押しでコンテキストメニューを開く(Emacs 30)

Emacs 30からタッチ操作がサポートされました。これまでもOSによってはタッチ操作がマウス操作に変換されて操作可能だった場合もあると思いますが、Emacs 30からはEmacs自体がタッチイベントを認識してEmacs Lispからきめ細かい制御が可能になりました。

タッチスクリーンと言えばスマホやタブレットを連想しますが、PCにおいてもタッチスクリーン付きのディスプレイが搭載されていればタッチ操作が可能です。試しにタッチスクリーン付きの少し古めなノートPC(Windows 10)を使ってみたところ問題なく操作できました。

タッチスクリーンでできる操作についてはEmacs マニュアルの6.1 Using Emacs on Touchscreens(日本語訳)に書いてあります。それによればデフォルトでタップ、スクロール、ドラッグ、ピンチといった操作がサポートされています。マウスイベントへの変換も行われるので、従来のマウス用に用意された操作もタッチスクリーンからある程度実行可能です。

ある程度ということはもちろん全てではありません。マウスにはボタンが複数付いているのでかなり複雑な操作も可能ですが、現在のEmacsのタッチスクリーン操作はそれを全て再現できるようには出来ていません(加えて修飾キーとの組み合わせもサポートしていないようです)。

タッチで再現できない最たるものが右クリックでしょう。私は少し前からcontext-menu-modeを使用しているのでPCでは右クリックでコンテキストメニューが表示されますが、タッチ操作からではそれができません。スマホにおいても長押しでメニューが出るというのはかなり一般的な操作だと思います。

というわけで次のようなコードを書いて長押しでコンテキストメニューが表示されるようにしてみました。

(defun my-touch-screen-handle-point-up:around (old-fun point prefix canceled)
  (when (and (null touch-screen-aux-tool)
             (memq (nth 3 touch-screen-current-tool) '(held drag))
             (null prefix)
             (not canceled))
    ;; 右ボタン押し下げを再現するなら次のようにする。
    ;; ただ、続く解放イベント(mouse-3やdrag-mouse-3)も再現しないと色々良くない。
    ;; (throw 'input-event (list 'down-mouse-3 (cdr point)))
    ;; なので、とりあえず単にコンテキストメニューを開くだけにしておく。
    (context-menu-open)
    ;; 後続の処理(仮想キーボードの表示)をブロックするか少し迷う。
    )
  (funcall old-fun point prefix canceled))

(advice-add #'touch-screen-handle-point-up :around
            #'my-touch-screen-handle-point-up:around)

実際に使ってみた図:

タッチ長押しの後ドラッグして離したところ(Windows 10)
図1: タッチ長押しの後ドラッグして離したところ(Windows 10)

AndroidとWindows 10の両方で動くことを確認しました。

Emacsのタッチ操作に反応する部分はtouch-screen.elに書かれています。複雑なので全部は読んでいませんが、長押し、ドラッグ、解放に関する流れを大ざっぱに追ってみました。長押しするとheldという状態に移行し、そのまま指を動かすとdragという状態に移行します。heldまたはdragの状態で指を離したとき、デフォルトではなぜか仮想キーボードを開く処理が行われるのですが(おそらく選択した範囲に対して仮想キーボードでC-wやM-wしろということなのかもしれません)、上のコードはその前に割り込んでコンテキストメニューを表示させます。

コンテキストメニューが不要ならそのままフレームをタップしたり(Windows 10)、ウィンドウ内の適当な場所をタップしたり(Android)すればコンテキストメニューは閉じます。その時ポイントやアクティブリージョンが変わったりはしません(注: Windows 10の時はウィンドウ内をタップするとメニューが閉じるだけで無くポイントも移動してしまいました。フレームのタイトルバー等をタップしましょう)。なのでコンテキストメニューを表示させることにそれほど害は無いでしょう。

むしろそのままカットやコピーが選べるのはかなり楽なはずです。

上のコードでは右クリックを再現するのでは無くcontext-menu-openを直接呼び出しています。本来は右クリックを再現した方が良いと思うのですが、マウス右ボタン押し下げイベント(down-mouse-3)だけでなく解放イベント(mouse-3またはdrag-mouse-3)も一緒に再現するのが面倒なので止めておきました。パッケージによってはdown-mouse-3やmouse-3でメニューを表示しているものがあるので、本来ならちゃんと再現した方が用途が広がると思います。

マニュアルにも書いてありますが、より良い選択操作のため次の変数をtにしておくと良いでしょう。

(setq touch-screen-word-select t ;; 単語単位の選択(日本語だとちょっとつらい)
      touch-screen-extend-selection t ;; 後からポイント長押しで選択範囲の拡張
      touch-screen-preview-select t) ;; ミニバッファにドラッグ中の場所を表示

(相変わらずEmacsというのはこの手の便利機能をデフォルトで有効にしたがりませんね。これだから初心者が逃げていくのです。使っていて邪魔だなと思ったらnilにすれば良いだけです)

何はともあれ、AndroidでのEmacsが大分使いやすくなってきました。

2025-03-08

Emacsでキー入力を補助するためのツールバーを改善する

Emacs 30からmodifier-bar-modeが追加されました。これは修飾キーの入力ボタンを表示するグローバルマイナーモードです。

M-x modifier-bar-modeとタイプすると次のようなツールバーが表示されます(ツールバーの一種なので、先にtool-bar-mode等でツールバー自体も表示しておく必要があると思います)。

modifier-bar-mode
図1: modifier-bar-mode

見ての通りボタンはCtrl、Shift、Meta、Alt、Super、Hyperの六つです。例えばC-M-iと入力したければCtrlボタンとMetaボタンを押してからiを押せば良いということになります。

もちろん普通のキーボードを使っていれば必要になることはほとんど無いと思いますが、AndroidでCtrl等が無いソフトキーボードを使っているときは重宝するでしょう。PCでも左手でポテチをつまみながら右手でマウスを握りリラックスしながらポチポチやってるときには便利かもしれません。

とは言え、実際Androidスマホでこれを使ってみたところ、案外痒いところに手が届かないと言いましょうか、これじゃ全然足りないよ! という気持ちになりました。

スマホで使用するソフトキーボードというのは本当にキーが小さくて押しづらいです。Hacker's Keyboardはちゃんと修飾キーも押せるソフトキーボードですが、Ctrl、xと押すだけでもキーが小さすぎて神経を使います。1キーでC-xまで入力させてほしいのです。他にも1ボタンで入力できれば便利なキーは沢山あります。

そこで、このmodifier-bar-modeを元に自分なりのキー入力補助ツールバーを作ってみました。それを有効にすると次のようになります。

my-tool-bar-mode
図2: my-tool-bar-mode
  • 修飾キーは C- S- M- の三つで簡素に表示します。
  • A- s- H- はスペースの都合で諦めました。どうせ使わないでしょう。
  • C-x C-c というプレフィックスはやはり1ボタンで入力したいところ。
  • 追加で C-xC-c の後にさらに C- を続けるパターンもボタン化しました。
  • M-x はメニューのEdit→Execute Commandでも呼び出せますが、やはり1ボタンにしたいです。
  • C-g もなんだかんだ言って欲しくなります。
  • 矢印キーの上と下は普通の日本語IMEを使っているときに重宝します。GboardにせよATOKにせよ左右キーはあっても上下キーは無いからです。

というわけで以下ソースコード。

(require 'tool-bar)

(defconst my-tool-bar-svg-alist
  '(("C-" . "<g><path d=\"M9.0 5.2C9.0 5.0 9.0 4.6 8.5 4.6 8.2 4.6 8.1 4.7 8.0 4.8 8.0 4.9 8.0 4.9 7.8 5.4 7.2 4.9 6.5 4.6 5.6 4.6 3.5 4.6 1.6 6.8 1.6 9.8 1.6 12.9 3.5 15.1 5.6 15.1 7.6 15.1 9.0 13.6 9.0 12.1 9.0 11.6 8.6 11.6 8.4 11.6 8.3 11.6 7.9 11.6 7.9 12.1 7.7 13.7 6.4 14.1 5.7 14.1 4.2 14.1 2.8 12.3 2.8 9.8 2.8 7.3 4.2 5.6 5.7 5.6 6.7 5.6 7.6 6.3 7.8 7.7 7.9 8.0 7.9 8.2 8.4 8.2 9.0 8.2 9.0 7.9 9.0 7.6Z\" /><path d=\"M16.7 10.4C16.9 10.4 17.5 10.4 17.5 9.8S16.9 9.2 16.7 9.2H11.4C11.2 9.2 10.6 9.2 10.6 9.8 10.6 10.4 11.2 10.4 11.4 10.4Z\" /></g>")
    ("S-" . "<g><path d=\"M5.9 10.3C6.3 10.4 7.7 10.8 7.7 12.2 7.7 13.1 7.0 14.0 5.7 14.0 5.2 14.0 4.4 14.0 3.7 13.5 3.0 13.1 3.0 12.4 3.0 12.1 2.9 11.8 2.9 11.5 2.4 11.5 1.8 11.5 1.8 11.9 1.8 12.2V14.4C1.8 14.6 1.8 15.1 2.3 15.1 2.7 15.1 2.8 14.8 2.9 14.3 3.6 14.8 4.6 15.1 5.7 15.1 7.6 15.1 8.8 13.6 8.8 12.1 8.8 11.1 8.2 10.4 8.0 10.1 7.3 9.5 6.9 9.4 5.6 9.1L4.2 8.8C3.5 8.6 2.9 8.0 2.9 7.2 2.9 6.3 3.7 5.5 4.9 5.5 6.9 5.5 7.1 7.1 7.2 7.6 7.3 8.0 7.4 8.1 7.8 8.1 8.4 8.1 8.4 7.7 8.4 7.4V5.2C8.4 4.9 8.4 4.5 7.9 4.5 7.5 4.5 7.4 4.8 7.2 5.3 6.6 4.7 5.7 4.5 4.9 4.5 3.1 4.5 1.8 5.8 1.8 7.3 1.8 8.4 2.6 9.5 4.0 9.9 4.0 9.9 5.6 10.3 5.9 10.3Z\" /><path d=\"M16.7 10.4C16.9 10.4 17.5 10.4 17.5 9.8S16.9 9.2 16.7 9.2H11.4C11.2 9.2 10.6 9.2 10.6 9.8S11.2 10.4 11.4 10.4Z\" /></g>")
    ("M-" . "<g><path d=\"M5.8 8.7C5.6 9.3 5.4 9.8 5.3 10.3H5.3C5.1 9.5 3.7 5.2 3.6 5.1 3.5 4.7 3.1 4.7 2.8 4.7H1.9C1.6 4.7 1.2 4.7 1.2 5.2 1.2 5.7 1.6 5.7 2.1 5.7V13.8C1.6 13.8 1.2 13.8 1.2 14.3 1.2 14.8 1.6 14.8 1.9 14.8H3.3C3.5 14.8 3.9 14.8 3.9 14.3 3.9 13.8 3.6 13.8 3.0 13.8V5.9H3.1C3.2 6.7 4.3 9.9 4.4 10.1 4.5 10.5 4.7 11.1 4.8 11.2 4.9 11.3 5.1 11.5 5.3 11.5 5.5 11.5 5.8 11.3 5.9 11.1 5.9 11.0 7.4 6.8 7.6 5.9H7.6V13.8C7.0 13.8 6.7 13.8 6.7 14.3 6.7 14.8 7.1 14.8 7.4 14.8H8.7C9.0 14.8 9.4 14.8 9.4 14.3 9.4 13.8 9.0 13.8 8.5 13.8V5.7C9.0 5.7 9.4 5.7 9.4 5.2 9.4 4.7 9.0 4.7 8.7 4.7H7.8C7.1 4.7 7.0 4.9 6.9 5.3Z\" /><path d=\"M16.7 10.3C16.9 10.3 17.5 10.3 17.5 9.8S16.9 9.2 16.7 9.2H11.4C11.2 9.2 10.6 9.2 10.6 9.8S11.2 10.3 11.4 10.3Z\" /></g>")
    ("A-" . "<g><path d=\"M6.2 5.1C6.1 4.5 5.8 4.4 5.3 4.4 4.8 4.4 4.6 4.4 4.4 5.1L2.4 13.8C2.2 13.8 1.8 13.8 1.7 13.8 1.5 13.9 1.4 14.1 1.4 14.3 1.4 14.8 1.8 14.8 2.1 14.8H3.8C4.1 14.8 4.5 14.8 4.5 14.3 4.5 13.8 4.2 13.8 3.6 13.8L4.0 12.1H6.7L7.0 13.8C6.4 13.8 6.1 13.8 6.1 14.3 6.1 14.8 6.5 14.8 6.8 14.8H8.5C8.8 14.8 9.2 14.8 9.2 14.3 9.2 14.1 9.1 13.9 8.9 13.8 8.8 13.8 8.5 13.8 8.2 13.8ZM5.3 5.8H5.3L6.4 11.1H4.2Z\" /><path d=\"M16.7 10.3C16.9 10.3 17.5 10.3 17.5 9.7S16.9 9.1 16.7 9.1H11.4C11.2 9.1 10.6 9.1 10.6 9.7S11.2 10.3 11.4 10.3Z\" /></g>")
    ("s-" . "<g><path d=\"M5.9 10.5C5.5 10.5 5.2 10.4 4.8 10.3 4.3 10.3 3.2 10.1 3.2 9.4 3.2 9.0 3.7 8.5 5.3 8.5 6.7 8.5 6.9 9.0 6.9 9.4 7.0 9.7 7.0 10.0 7.5 10.0 8.1 10.0 8.1 9.6 8.1 9.3V8.1C8.1 7.9 8.1 7.5 7.6 7.5 7.2 7.5 7.1 7.7 7.1 7.8 6.4 7.5 5.6 7.5 5.3 7.5 2.5 7.5 2.1 8.8 2.1 9.4 2.1 10.9 3.9 11.2 5.4 11.5 6.2 11.6 7.6 11.8 7.6 12.7 7.6 13.3 7.0 13.9 5.4 13.9 4.7 13.9 3.7 13.7 3.3 12.4 3.2 12.1 3.2 11.9 2.7 11.9 2.1 11.9 2.1 12.2 2.1 12.6V14.2C2.1 14.5 2.1 14.9 2.6 14.9 2.8 14.9 3.1 14.9 3.3 14.2 4.1 14.8 5.0 14.9 5.4 14.9 8.1 14.9 8.6 13.5 8.6 12.7 8.6 11.0 6.4 10.6 5.9 10.5Z\" /><path d=\"M16.7 10.3C16.9 10.3 17.5 10.3 17.5 9.7S16.9 9.1 16.7 9.1H11.4C11.2 9.1 10.6 9.1 10.6 9.7S11.2 10.3 11.4 10.3Z\" /></g>")
    ("H-" . "<g><path d=\"M8.2 5.6H8.6C8.9 5.6 9.3 5.6 9.3 5.1 9.3 4.6 8.9 4.6 8.6 4.6H6.7C6.4 4.6 6.0 4.6 6.0 5.1 6.0 5.6 6.4 5.6 6.7 5.6H7.1V9.0H3.5V5.6H4.0C4.2 5.6 4.6 5.6 4.6 5.1 4.6 4.6 4.2 4.6 4.0 4.6H2.0C1.7 4.6 1.3 4.6 1.3 5.1 1.3 5.6 1.7 5.6 2.0 5.6H2.4V13.7H2.0C1.7 13.7 1.3 13.7 1.3 14.2 1.3 14.7 1.7 14.7 2.0 14.7H4.0C4.2 14.7 4.6 14.7 4.6 14.2 4.6 13.7 4.2 13.7 4.0 13.7H3.5V10.0H7.1V13.7H6.7C6.4 13.7 6.0 13.7 6.0 14.2 6.0 14.7 6.4 14.7 6.7 14.7H8.6C8.9 14.7 9.3 14.7 9.3 14.2 9.3 13.7 8.9 13.7 8.6 13.7H8.2Z\" /><path d=\"M16.7 10.2C16.9 10.2 17.5 10.2 17.5 9.6S16.9 9.1 16.7 9.1H11.4C11.2 9.1 10.6 9.1 10.6 9.6S11.2 10.2 11.4 10.2Z\" /></g>")
    ("Mx" . "<g><path d=\"M5.8 8.6C5.6 9.2 5.4 9.6 5.3 10.1H5.3C5.1 9.3 3.7 5.0 3.6 4.9 3.5 4.5 3.1 4.5 2.8 4.5H1.9C1.6 4.5 1.2 4.5 1.2 5.0 1.2 5.6 1.6 5.6 2.1 5.6V13.7C1.6 13.7 1.2 13.7 1.2 14.2 1.2 14.7 1.6 14.7 1.9 14.7H3.3C3.5 14.7 3.9 14.7 3.9 14.2 3.9 13.7 3.6 13.7 3.0 13.7V5.8H3.1C3.2 6.5 4.3 9.7 4.4 9.9 4.5 10.3 4.7 10.9 4.8 11.1 4.9 11.2 5.1 11.3 5.3 11.3 5.5 11.3 5.8 11.2 5.9 10.9 5.9 10.8 7.4 6.6 7.6 5.8H7.6V13.7C7.0 13.7 6.7 13.7 6.7 14.2 6.7 14.7 7.1 14.7 7.4 14.7H8.7C9.0 14.7 9.4 14.7 9.4 14.2 9.4 13.7 9.0 13.7 8.5 13.7V5.6C9.0 5.6 9.4 5.6 9.4 5.0 9.4 4.5 9.0 4.5 8.7 4.5H7.8C7.1 4.5 7.0 4.8 6.9 5.2Z\" /><path d=\"M14.5 11.0 16.4 8.6H17.0C17.3 8.6 17.7 8.6 17.7 8.1 17.7 7.5 17.3 7.5 17.0 7.5H15.1C14.8 7.5 14.4 7.5 14.4 8.0 14.4 8.6 14.8 8.6 15.2 8.6L14.0 10.2 12.7 8.6C13.2 8.6 13.5 8.6 13.5 8.0 13.5 7.5 13.1 7.5 12.9 7.5H10.9C10.7 7.5 10.2 7.5 10.2 8.1 10.2 8.6 10.7 8.6 10.9 8.6H11.6L13.5 11.0 11.5 13.7H10.8C10.6 13.7 10.1 13.7 10.1 14.2 10.1 14.7 10.6 14.7 10.8 14.7H12.8C13.0 14.7 13.4 14.7 13.4 14.2 13.4 13.7 13.1 13.7 12.6 13.7L14.0 11.6 15.5 13.7C15.0 13.7 14.6 13.7 14.6 14.2 14.6 14.7 15.1 14.7 15.3 14.7H17.3C17.5 14.7 17.9 14.7 17.9 14.2 17.9 13.7 17.5 13.7 17.3 13.7H16.6Z\" /></g>")
    ("Cx" . "<g><path d=\"M9.0 5.0C9.0 4.7 9.0 4.3 8.5 4.3 8.2 4.3 8.1 4.5 8.0 4.6 8.0 4.7 8.0 4.7 7.8 5.1 7.2 4.7 6.5 4.3 5.6 4.3 3.5 4.3 1.6 6.6 1.6 9.6 1.6 12.6 3.5 14.9 5.6 14.9 7.6 14.9 9.0 13.4 9.0 11.9 9.0 11.3 8.6 11.3 8.4 11.3 8.3 11.3 7.9 11.3 7.9 11.8 7.7 13.4 6.4 13.8 5.7 13.8 4.2 13.8 2.8 12.1 2.8 9.6 2.8 7.1 4.2 5.3 5.7 5.3 6.7 5.3 7.6 6.1 7.8 7.5 7.9 7.7 7.9 8.0 8.4 8.0 9.0 8.0 9.0 7.7 9.0 7.3Z\" /><path d=\"M14.5 11.0 16.4 8.5H17.0C17.3 8.5 17.7 8.5 17.7 8.0 17.7 7.5 17.3 7.5 17.0 7.5H15.1C14.8 7.5 14.4 7.5 14.4 8.0 14.4 8.5 14.8 8.5 15.2 8.5L14.0 10.2 12.7 8.5C13.2 8.5 13.5 8.5 13.5 8.0 13.5 7.5 13.1 7.5 12.9 7.5H10.9C10.7 7.5 10.2 7.5 10.2 8.0 10.2 8.5 10.7 8.5 10.9 8.5H11.6L13.5 11.0 11.5 13.7H10.8C10.6 13.7 10.1 13.7 10.1 14.2 10.1 14.7 10.6 14.7 10.8 14.7H12.8C13.0 14.7 13.4 14.7 13.4 14.2 13.4 13.7 13.1 13.7 12.6 13.7L14.0 11.6 15.5 13.7C15.0 13.7 14.6 13.7 14.6 14.2 14.6 14.7 15.1 14.7 15.3 14.7H17.3C17.5 14.7 17.9 14.7 17.9 14.2 17.9 13.7 17.5 13.7 17.3 13.7H16.6Z\" /></g>")
    ("CxC" . "<g><path d=\"M9.0 5.0C9.0 4.7 9.0 4.3 8.5 4.3 8.2 4.3 8.1 4.5 8.0 4.6 8.0 4.6 8.0 4.7 7.8 5.1 7.2 4.6 6.5 4.3 5.6 4.3 3.5 4.3 1.6 6.5 1.6 9.5 1.6 12.6 3.5 14.8 5.6 14.8 7.6 14.8 9.0 13.3 9.0 11.8 9.0 11.3 8.6 11.3 8.4 11.3 8.3 11.3 7.9 11.3 7.9 11.8 7.7 13.4 6.4 13.8 5.7 13.8 4.2 13.8 2.8 12.0 2.8 9.5 2.8 7.1 4.2 5.3 5.7 5.3 6.7 5.3 7.6 6.1 7.8 7.4 7.9 7.7 7.9 8.0 8.4 8.0 9.0 8.0 9.0 7.6 9.0 7.3Z\" /><path d=\"M14.5 10.9 16.4 8.5H17.0C17.3 8.5 17.7 8.5 17.7 8.0 17.7 7.5 17.3 7.5 17.0 7.5H15.1C14.8 7.5 14.4 7.5 14.4 8.0 14.4 8.5 14.8 8.5 15.2 8.5L14.0 10.2 12.7 8.5C13.2 8.5 13.5 8.5 13.5 8.0 13.5 7.5 13.1 7.5 12.9 7.5H10.9C10.7 7.5 10.2 7.5 10.2 8.0 10.2 8.5 10.7 8.5 10.9 8.5H11.6L13.5 10.9 11.5 13.6H10.8C10.6 13.6 10.1 13.6 10.1 14.1 10.1 14.6 10.6 14.6 10.8 14.6H12.8C13.0 14.6 13.4 14.6 13.4 14.1 13.4 13.6 13.1 13.6 12.6 13.6L14.0 11.6 15.5 13.6C15.0 13.6 14.6 13.6 14.6 14.1 14.6 14.6 15.1 14.6 15.3 14.6H17.3C17.5 14.6 17.9 14.6 17.9 14.1 17.9 13.6 17.5 13.6 17.3 13.6H16.6Z\" /><path d=\"M26.5 5.0C26.5 4.7 26.5 4.3 26.0 4.3 25.7 4.3 25.6 4.5 25.5 4.6 25.5 4.6 25.5 4.7 25.3 5.1 24.7 4.6 23.9 4.3 23.1 4.3 20.9 4.3 19.1 6.5 19.1 9.5 19.1 12.6 20.9 14.8 23.1 14.8 25.0 14.8 26.5 13.3 26.5 11.8 26.5 11.3 26.1 11.3 25.9 11.3 25.7 11.3 25.4 11.3 25.3 11.8 25.2 13.4 23.9 13.8 23.2 13.8 21.7 13.8 20.2 12.0 20.2 9.5 20.2 7.1 21.7 5.3 23.2 5.3 24.2 5.3 25.1 6.1 25.3 7.4 25.4 7.7 25.4 8.0 25.9 8.0 26.5 8.0 26.5 7.6 26.5 7.3Z\" /></g>")
    ("Cc" . "<g><path d=\"M9.0 4.9C9.0 4.7 9.0 4.3 8.5 4.3 8.2 4.3 8.1 4.4 8.0 4.5 8.0 4.6 8.0 4.6 7.8 5.1 7.2 4.6 6.5 4.3 5.6 4.3 3.5 4.3 1.6 6.5 1.6 9.5 1.6 12.6 3.5 14.8 5.6 14.8 7.6 14.8 9.0 13.3 9.0 11.8 9.0 11.3 8.6 11.3 8.4 11.3 8.3 11.3 7.9 11.3 7.9 11.7 7.7 13.4 6.4 13.8 5.7 13.8 4.2 13.8 2.8 12.0 2.8 9.5 2.8 7.0 4.2 5.3 5.7 5.3 6.7 5.3 7.6 6.0 7.8 7.4 7.9 7.7 7.9 7.9 8.4 7.9 9.0 7.9 9.0 7.6 9.0 7.2Z\" /><path d=\"M17.4 12.8C17.4 12.3 17.0 12.3 16.9 12.3 16.6 12.3 16.4 12.4 16.3 12.7 16.2 12.9 15.9 13.7 14.7 13.7 13.2 13.7 12.0 12.5 12.0 11.0 12.0 10.2 12.5 8.3 14.8 8.3 15.1 8.3 15.8 8.3 15.8 8.4 15.8 9.0 16.1 9.3 16.5 9.3S17.2 9.0 17.2 8.5C17.2 7.3 15.5 7.3 14.8 7.3 11.9 7.3 10.9 9.5 10.9 11.0 10.9 13.0 12.5 14.7 14.6 14.7 16.9 14.7 17.4 13.1 17.4 12.8Z\" /></g>")
    ("CcC" . "<g><path d=\"M9.0 4.9C9.0 4.6 9.0 4.2 8.5 4.2 8.2 4.2 8.1 4.4 8.0 4.5 8.0 4.6 8.0 4.6 7.8 5.0 7.2 4.6 6.5 4.2 5.6 4.2 3.5 4.2 1.6 6.4 1.6 9.5 1.6 12.5 3.5 14.7 5.6 14.7 7.6 14.7 9.0 13.3 9.0 11.8 9.0 11.2 8.6 11.2 8.4 11.2 8.3 11.2 7.9 11.2 7.9 11.7 7.7 13.3 6.4 13.7 5.7 13.7 4.2 13.7 2.8 12.0 2.8 9.5 2.8 7.0 4.2 5.2 5.7 5.2 6.7 5.2 7.6 6.0 7.8 7.3 7.9 7.6 7.9 7.9 8.4 7.9 9.0 7.9 9.0 7.5 9.0 7.2Z\" /><path d=\"M17.4 12.8C17.4 12.3 17.0 12.3 16.9 12.3 16.6 12.3 16.4 12.3 16.3 12.7 16.2 12.9 15.9 13.7 14.7 13.7 13.2 13.7 12.0 12.5 12.0 11.0 12.0 10.2 12.5 8.3 14.8 8.3 15.1 8.3 15.8 8.3 15.8 8.4 15.8 9.0 16.1 9.2 16.5 9.2S17.2 8.9 17.2 8.5C17.2 7.2 15.5 7.2 14.8 7.2 11.9 7.2 10.9 9.5 10.9 11.0 10.9 13.0 12.5 14.7 14.6 14.7 16.9 14.7 17.4 13.0 17.4 12.8Z\" /><path d=\"M26.5 4.9C26.5 4.6 26.5 4.2 26.0 4.2 25.7 4.2 25.6 4.4 25.5 4.5 25.5 4.6 25.5 4.6 25.3 5.0 24.7 4.6 23.9 4.2 23.1 4.2 20.9 4.2 19.1 6.4 19.1 9.5 19.1 12.5 20.9 14.7 23.1 14.7 25.0 14.7 26.5 13.3 26.5 11.8 26.5 11.2 26.1 11.2 25.9 11.2 25.7 11.2 25.4 11.2 25.3 11.7 25.2 13.3 23.9 13.7 23.2 13.7 21.7 13.7 20.2 12.0 20.2 9.5 20.2 7.0 21.7 5.2 23.2 5.2 24.2 5.2 25.1 6.0 25.3 7.3 25.4 7.6 25.4 7.9 25.9 7.9 26.5 7.9 26.5 7.5 26.5 7.2Z\" /></g>")
    ("Cg" . "<g><path d=\"M9.0 4.9C9.0 4.6 9.0 4.2 8.5 4.2 8.2 4.2 8.1 4.3 8.0 4.5 8.0 4.5 8.0 4.6 7.8 5.0 7.2 4.5 6.5 4.2 5.6 4.2 3.5 4.2 1.6 6.4 1.6 9.4 1.6 12.5 3.5 14.7 5.6 14.7 7.6 14.7 9.0 13.2 9.0 11.7 9.0 11.2 8.6 11.2 8.4 11.2 8.3 11.2 7.9 11.2 7.9 11.7 7.7 13.3 6.4 13.7 5.7 13.7 4.2 13.7 2.8 11.9 2.8 9.4 2.8 7.0 4.2 5.2 5.7 5.2 6.7 5.2 7.6 6.0 7.8 7.3 7.9 7.6 7.9 7.9 8.4 7.9 9.0 7.9 9.0 7.5 9.0 7.2Z\" /><path d=\"M13.6 11.6C12.7 11.6 12.0 10.8 12.0 9.9 12.0 9.0 12.7 8.3 13.6 8.3 14.5 8.3 15.2 9.0 15.2 9.9 15.2 10.9 14.4 11.6 13.6 11.6ZM12.1 12.2C12.1 12.2 12.7 12.6 13.6 12.6 15.1 12.6 16.3 11.4 16.3 9.9 16.3 9.4 16.2 8.9 15.9 8.5 16.2 8.3 16.6 8.2 16.8 8.2 16.9 8.6 17.3 8.8 17.5 8.8 17.8 8.8 18.2 8.6 18.2 8.1 18.2 7.7 17.8 7.2 16.9 7.2 16.8 7.2 15.9 7.2 15.2 7.8 14.9 7.6 14.3 7.3 13.6 7.3 12.0 7.3 10.8 8.5 10.8 9.9 10.8 10.6 11.1 11.2 11.3 11.5 11.2 11.8 11.0 12.1 11.0 12.6 11.0 13.2 11.2 13.6 11.4 13.8 10.2 14.6 10.2 15.7 10.2 15.9 10.2 17.3 11.9 18.3 14.0 18.3 16.2 18.3 17.9 17.3 17.9 15.9 17.9 15.3 17.6 14.4 16.8 14.0 16.6 13.9 15.9 13.5 14.4 13.5H13.2C13.1 13.5 12.8 13.5 12.7 13.5 12.5 13.5 12.4 13.5 12.2 13.3 12.0 13.0 12.0 12.7 12.0 12.7 12.0 12.6 12.0 12.4 12.1 12.2ZM14.0 17.3C12.4 17.3 11.1 16.6 11.1 15.9 11.1 15.6 11.3 15.1 11.8 14.7 12.2 14.5 12.4 14.5 13.6 14.5 15.1 14.5 17.0 14.5 17.0 15.9 17.0 16.6 15.7 17.3 14.0 17.3Z\" /></g>")
    ("Up" . "<path d=\"M10 1 5.5 10H9V19H11V10H14.5Z\" />")
    ("Do" . "<path d=\"M10 19 5.5 10H9V1H11V10H14.5Z\" />")))

(defun my-tool-bar-image (text)
  "TEXTに対応する画像(Image Descriptor)を返す。"
  (when-let* ((svg (alist-get text my-tool-bar-svg-alist nil nil #'equal)))
    (list 'image
          :type 'svg :data
          (concat
           (format "<svg xmlns=\"http://www.w3.org/2000/svg\" width=\"%s\" height=\"%s\" fill=\"#000\" viewBox=\"0 0 %s %s\" >"
                   ;; 押しづらいのでサイズを調整
                   ;; 元のSVGは1文字が高さ20、幅が10弱くらいの枠内に収まるように書いてある
                   (* (length text) 16) 28
                   (* (length text) 10) 20)
           svg "</svg>")
          :scale 'default)))

(define-minor-mode my-tool-bar-mode
  "私だけの特別なツールバー。"
  :init-value nil
  :global t
  :group 'tool-bar
  (if my-tool-bar-mode
      (setq secondary-tool-bar-map
            (let ((km (make-sparse-keymap)))
              (dolist (key (reverse '("C-" "S-" "M-" ;; "A-" "s-" "H-"
                                      "Mx" "Cx" "CxC" "Cc" "CcC"
                                      "Cg" "Up" "Do")))
                (my-tool-bar-add-prefix-item km key))
              km))
    (setq secondary-tool-bar-map nil))
  ;; Update the mode line now.
  (force-mode-line-update t))

(defun my-tool-bar-decode-C- (_prompt)
  (modifier-bar-button '(control)))

(defun my-tool-bar-decode-S- (_prompt)
  (modifier-bar-button '(shift)))

(defun my-tool-bar-decode-M- (_prompt)
  (modifier-bar-button '(meta)))

(defun my-tool-bar-decode-A- (_prompt)
  (modifier-bar-button '(alt)))

(defun my-tool-bar-decode-s- (_prompt)
  (modifier-bar-button '(super)))

(defun my-tool-bar-decode-H- (_prompt)
  (modifier-bar-button '(hyper)))

(defun my-tool-bar-decode-Mx (_prompt)
  (kbd "M-x"))

(defun my-tool-bar-decode-Cx (_prompt)
  (kbd "C-x"))

(defun my-tool-bar-decode-CxC (_prompt)
  (vconcat
   (kbd "C-x")
   (modifier-bar-button '(control))))

(defun my-tool-bar-decode-Cc (_prompt)
  (kbd "C-c"))

(defun my-tool-bar-decode-CcC (_prompt)
  (vconcat
   (kbd "C-c")
   (modifier-bar-button '(control))))

(defun my-tool-bar-decode-Cg (_prompt)
  (kbd "C-g"))

(defun my-tool-bar-decode-Up (_prompt)
  (kbd "<up>"))

(defun my-tool-bar-decode-Do (_prompt)
  (kbd "<down>"))

(defun my-tool-bar-add-prefix-item (km key-str)
  (let* ((modifier (alist-get key-str
                              '(("C-" . control) ("S-" . shift)
                                ("M-" . meta) ("A-" . alt)
                                ("s-" . super) ("H-" . hyper))
                              nil nil #'equal))
         (key-sym (or modifier
                      (intern key-str)))
         (decode-fun (intern (format "my-tool-bar-decode-%s" key-str))))
    (define-key km (vector key-sym)
                (list
                 'menu-item key-str #'ignore
                 :image (my-tool-bar-image key-str)
                 :help (if modifier
                           (format "Add %s to the following event" key-str)
                         key-str)
                 :enable (if modifier
                             `(modifier-bar-available-p (quote ,modifier))
                           t)))
    (define-key input-decode-map (vector 'tool-bar key-sym) decode-fun)))

実装の一部は modifier-bar-mode のコードを呼び出しています。

入力イベントに修飾キーを付加するのにinput-decode-mapというのを利用しているみたいです。そこから呼び出される関数modifier-bar-buttonにread-eventのループがあって、そこで入力された後続のイベントに修飾キーを付加して返すと、それが代わりの入力結果になるという流れのようです。

ツールバーへのボタンの表示はsecondary-tool-bar-mapにメニュー項目を追加することで行います。

ただし、項目文字列が表示されることは無く、代わりに画像を指定してやる必要があります。modifier-bar-modeのCtrlやらShiftやらの文字がどうも汚いなと思っていましたが、これはテキストでは無く画像で用意されています。image-load-path (etc/images/) の下に ctrl.pbm や shift.pbm といったファイル名で存在しています。

わざわざ画像を用意するのは億劫だなと思いましたが、試してみたところSVG画像でも表示できるようでした(WindowsとAndroidの両方で確認)。

しかしここで残念なお知らせが。

現在のAndroid版EmacsはSVGでtext要素が表示できません。

最初はフォントが見つけられないだけかなとも思ったのですが、 java/INSTALL の中に次のような記述を見つけました。

LIBRSVG

Librsvg 2.40.21, the final release in the librsvg 2.40.x series, the
last to be implemented in C, is provided as:

  librsvg-2.40.21-emacs.tar.gz

and has been lightly edited for compatibility with environments where
Pango cannot provide fonts, with the obvious caveat that text cannot be
displayed with the resulting librsvg binary.  Among numerous
dependencies are PCRE, and:

  libiconv-1.17-emacs.tar.gz
  libffi-3.4.5-emacs.tar.gz
  pango-1.38.1-emacs.tar.gz
  glib-2.33.14-emacs.tar.gz
  libcroco-0.6.13-emacs.tar.gz
  pixman-0.38.4-emacs.tar.gz
  libxml2-2.12.4-emacs.tar.gz
  gdk-pixbuf-2.22.1-emacs.tar.gz
  giflib-5.2.1-emacs.tar.gz
  libjpeg-turbo-3.0.2-emacs.tar.gz
  libpng-1.6.41-emacs.tar.gz
  tiff-4.5.1-emacs.tar.gz
  cairo-1.16.0-emacs.tar.gz

which must be individually unpacked and their contents provided on the
command line, as with other dependencies.  They will introduce
approximately 8 MiB's worth of shared libraries into the finished
application package.  It is unlikely that later releases of librsvg will
ever be ported, as they have migrated to a different implementation
language.

No effort has been expended on providing the latest and greatest of
these dependencies either; rather, the versions chosen are often the
earliest versions required by their dependents, these being the smaller
of all available versions, and generally more straightforward to port.

よく分かりませんが、テキストが表示できないのは仕様ということなのでしょうか? librsvg-2.40自体もかなり古いものなのでサポートしていないSVGの機能やバグが沢山あるはずです。 残念ですがとりあえずSVGでtext要素を使うのは諦めるよりありません。

というわけで上のソースコードにはLaTeXで生成した文字のパスデータが長々と並んでいるわけです。