つい見てしまったのだが、これは本当に恐ろしい番組だった。何ヶ月も拘留され、精神的に追い詰められ、言われるがままに自白してしまう(もはや拷問)、というような事例が何例も語られるのには本当に身震いしてしまう。つじつまの合わないところは想像で補い(被害者の証言ではサバイバルナイフ→見つからないので果物ナイフ、等)、それも認めさせれば真実となる、というものまで。
こういう状況に陥ったらどう対処すべきなのだろうか。会社に行かなきゃとか、家族に会いたいとか、そういった感情はすべて捨て、何年も拘置所で暮らす覚悟をし、警察官の怒号を快感だと思い、自白したらこの快感が失われると考えるくらいじゃないとダメだろうか。そんなことが出来るかどうかは知らないけど。朝から晩まで取り調べられて、その間水も飲ませてくれないって話だからな。砂漠にいるような妄想でもしないとダメか。体力は出来る限り温存しないと。というか、そんなに心配なら拷問のトレーニングを受けるのが早い? スパイかよ(笑)
最後の方では取調室にカメラを設置して、取り調べ課程をすべて録画録音すべきというアイデアも出されていたが、これは賛否両論あるらしい。
というか、最近警察の横暴が目に余るな。この間も夜自転車で走っていて、連続で二回も呼び止められたし(さっきの警察官に聞けよって言ったら、そこは管轄が違うだってさ(笑))。繁華街で職務質問されるという話もよく聞く。番組の中でも言っていたけど、「任意」というのが事実上「強制」になっているのが問題だね。従わないとつきまといをやめないよ、拘留を解かないよ、になっているわけだから。一人の社会人として、このような不健全な状況は何とかしたいものだ。
まあ、数百年前に比べれば、状況は改善されているとは思うけれどね。理想は高く。