TracっていうのはWeb上で動く一種のプロジェクト管理ツール。Wikiやバグトラッカーやリポジトリブラウザなどが統合されている。前々からあちこちで見かけて、一度いじってみたいと思っていた。
インストールはこのあたりを参考に、日本語版パッケージを作ってインストールした。ただ、dpkg-buildpackageがうまくいかないので調べてみたら、Debian4.0リリース以降に追加されたパッチが日本語版パッケージ(0.10.4-ja-1)にはすでに適用されていることが原因みたい。debian/patches以下を見て、不要な差分を削除してからdpkg-buildpackageしたらうまくいった。とりあえず適当なプロジェクト名でSubversionのリポジトリとTracの環境を作って、Apache2の設定をして動かしてみた。
で、動かしてみたのは良いのだけど、インストールしたサーバーが非力すぎてレスポンスがかなり悪い。使えないことはないけれど、ちょっと使いたくないかな。開発用にちゃんとしたサーバーが確保できれば、普通にWikiとして使うだけでも悪くないと思うんですけどね。
そのほか機能面に関しては、あまり触っていないけれど、特に突出したところはないように見える。
と、ここで思い返したのだが、私は今日なんでTracをいじり始めたんだっけ。たしかなんかのサイトを見て思い立ったような……。あ、たしかboostのTracだ。