吉野家でも松屋でも牛丼(牛めし)の味にある程度傾向があって、吉野家はしょっぱい、松屋は甘くてベタベタというイメージを持っているのだけど、すき家はと聞かれるとどうにも思い出せなかった。
少し前、出勤時に少し遠回りをして朝食をすき家で食べると言うことを何回かやってみたのだけど、そのとき初めて牛皿を食べて思った。乳臭い、と。そうか、すき家はオージービーフだったっけ。しかしそれほど乳臭いという印象を持っていなかったのは、トッピングが乗った牛丼ばかりを食べていたからなのだろう。すき家で初めて食べたメニューは確かハーブチーズ牛丼だった。なるほどね、木を隠すには森の中、乳臭さを隠すには乳製品というわけか。この弱点を認識しているからこそ、様々なトッピングを乗せた牛丼を思いついたのかもしれない。
このことに気がついてからというもの、私の中で吉野家の評価が上がった。以前は自宅近くの吉野家がすき家と入れ替わってくれたらなぁとよく思ったのだけど、最近はすき家もそれほどではないなと思うようになった。プレーンな牛丼の味では吉野家の方が良いと感じるし、そうなると牛皿(牛小鉢)を使った定食の評価も吉野家の方が上になる。それと、全体的にすき家の方が味が濃いのも気になる。タレだけでなく味噌汁も豚汁もしょっぱすぎる。