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2020-10-27

2020年秋の新番組

ウィルス騒ぎの影響から少し戻ってきた感じがありますね。

09/25(金) 17:20~ NHK Eテレ かいじゅうステップ ワンダバダ 第2シリーズ
09/25(金) 19:00~ TOKYO MX 魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 1~4話イッキ見SP
10/–(-) ~ YouTube おねがいっパトロンさま!
10/01(木) 23:30~ TOKYO MX ひぐらしのなく頃に 新アニメ
10/01(木) 25:28~ TBS アサルトリリィ Bouquet
10/02(金) 21:54~ TOKYO MX 兄に付ける薬はない! 第4期
10/02(金) 22:00~ TOKYO MX 100万の命の上に俺は立っている
10/02(金) 22:30~ TOKYO MX 魔女の旅々
× 10/02(金) 24:00~ TOKYO MX ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima
10/02(金) 24:30~ TOKYO MX ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII
10/02(金) 25:00~ TOKYO MX レヱル・ロマネスク
10/02(金) 25:05~ TOKYO MX トニカクカワイイ
10/02(金) 25:23~ テレビ東京 キングスレイド-意志を継ぐものたち-
10/02(金) 25:25~ TBS系 呪術廻戦
10/02(金) 26:25~ TBS ハイキュー!! TO THE TOP(第4期)
10/02(金) ~ Amazon PV BURN THE WITCH
× 10/03(土) 05:30~ TBS 犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい
10/03(土) 09:30~ テレビ東京系 ドラゴンクエスト ダイの大冒険
10/03(土) 17:30~ 日本テレビ系 半妖の夜叉姫
10/03(土) 22:30~ TOKYO MX ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
× 10/03(土) 23:30~ TOKYO MX 戦翼のシグルドリーヴァ
10/03(土) 24:30~ TOKYO MX 魔法科高校の劣等生 -来訪者編-(第2期)
10/03(土) 25:30~ TOKYO MX ギャルと恐竜
10/03(土) 26:00~ テレビ朝日系 いわかける!- Sport Climbing Girls -
10/04(日) 21:55~ BS12 かえるのピクルス
10/04(日) 22:00~ TOKYO MX 無能なナナ
10/04(日) 23:00~ TOKYO MX アイドリッシュセブン Second BEAT!
10/04(日) 23:30~ TOKYO MX 神達に拾われた男
10/04(日) 24:30~ TOKYO MX まえせつ!
× 10/04(日) 25:00~ TOKYO MX 大人にゃ恋の仕方がわからねぇ!
× 10/04(日) 25:05~ TOKYO MX エタニティ ~深夜の濡恋ちゃんねる~
× 10/04(日) 25:20~ TOKYO MX 秘密結社 鷹の爪 ~ゴールデン・スペル~
10/05(月) 23:00~ TOKYO MX ゴールデンカムイ 第三期
10/05(月) 25:05~ TOKYO MX One Room サードシーズン
10/05(月) 26:00~ テレビ東京 魔王城でおやすみ
10/06(火) 24:30~ TOKYO MX 池袋ウエストゲートパーク
10/07(水) 22:30~ TOKYO MX ツキウタ。 THE ANIMATION2
10/07(水) 23:30~ TOKYO MX くま クマ 熊 ベアー
10/07(水) 23:54~ BS11 せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ 第3期
10/07(水) 24:00~ TOKYO MX NOBLESSE -ノブレス-
10/07(水) 25:05~ TOKYO MX 第501統合戦闘航空団 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN
× 10/07(水) 25:35~ TOKYO MX キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦
10/08(木) 21:54~ TOKYO MX ぐらぶるっ!
10/08(木) 24:30~ TOKYO MX アクダマドライブ
10/08(木) 25:58~ TBS 安達としまむら
10/09(金) 07:30~ テレビ東京系 カピバラさん
× 10/09(金) 19:30~ TOKYO MX 最響カミズモード!
10/10(土) 22:00~ TOKYO MX ご注文はうさぎですか? BLOOM (第3期)
10/10(土) 24:00~ TOKYO MX 神様になった日
10/10(土) 25:30~ テレビ朝日系 体操ザムライ
10/11(日) 22:30~ TOKYO MX 憂国のモリアーティ
10/11(日) 24:30~ TOKYO MX まえせつ!
× 10/12(月) 22:30~ TOKYO MX おちこぼれフルーツタルト
10/12(月) 24:00~ TOKYO MX A3!(エースリー) -AUTUMN & WINTER-
10/12(月) 25:30~ テレビ東京 おそ松さん 第3期
10/12(月) 26:30~ テレビ東京 それだけがネック
× 10/13(火) 23:00~ TOKYO MX 禍つヴァールハイト
10/25(日) 20:30~ AT-X 刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火(前後編)
2020-09-06

2020年夏の新番組

もう9月になってしまったけれど。

07/01(月) 17:59~ TOKYO MX 耐え子の日常 新シリーズ
07/02(木) 23:30~ TOKYO MX HERO MASK
07/03(金) 22:00~ TOKYO MX 天晴爛漫
07/03(金) 24:00~ TOKYO MX ド級編隊エグゼロス
07/03(金) 24:30~ TOKYO MX 食戟のソーマ 豪の皿
× 07/03(金) 25:53~ テレビ東京 アラド:逆転の輪
07/03(金) 25:55~ TBS系 炎炎ノ消防隊 弐ノ章
○- 07/04(土) 22:00~ TOKYO MX Lapis Re:LiGHTs~この世界のアイドルは魔法が使える~
○- 07/04(土) 23:30~ TOKYO MX 魔王学院の不適合者
07/05(日) 25:00~ TOKYO MX 巨人族の花嫁
07/05(日) 25:35~ テレビ東京 八月のシンデレラナイン Re:fine
07/06(月) 21:55~ フジテレビ 超普通都市カシワ伝説R
07/06(月) 24:00~ TOKYO MX THE GOD OF HIGH SCHOOL -ゴッド・オブ・ハイスクール-
07/07(火) 19:00~ Animax ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 第2期
× 07/07(火) 21:54~ TOKYO MX うまよん
07/07(火) 24:28~ BS日テレ 戦乙女の食卓
07/07(火) 24:30~ BSフジ 異常生物見聞録
07/07(火) 24:30~ TOKYO MX 放課後ていぼう日誌
× 07/08(水) 23:30~ TOKYO MX Re:ゼロから始める異世界生活 第2期
07/08(水) 24:55~ フジテレビ GREAT PRETENDER
07/08(水) 25:05~ TOKYO MX デカダンス
07/09(木) 25:28~ TBS ノー・ガンズ・ライフ 第2期
07/09(木) 25:58~ TBS やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
07/09(木) ~ Netflix 日本沈没2020
07/10(金) 22:30~ TOKYO MX 宇崎ちゃんは遊びたい!
07/10(金) 25:25~ TBS系 彼女、お借りします
07/10(金) 25:35~ TOKYO MX ピーター・グリルと賢者の時間
× 07/10(金) 25:50~ TBS系 GETUP! GETLIVE! ショートアニメ
07/11(土) 24:00~ TOKYO MX ソードアート・オンライン-アリシゼーション- War of Underworld -THE LAST SEASON-
07/12(日) 22:30~ TOKYO MX A.I.C.O. -Incarnation-
07/12(日) 23:00~ TOKYO MX モンスター娘のお医者さん
07/12(日) 27:05 ~ テレビ東京 忍者コレクション
07/15(水) 24:00~ TOKYO MX 恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~
07/15(水) 22:00~ TOKYO MX GIBIATE the Animation
07/16(木) 24:55~ フジテレビ 富豪刑事 Balance:UNLIMITED

いくつか良さそうなのもあったのだけどその後気に入らなくてガンガン切っていったら現在10本くらい。宇崎ちゃんとかはもう少し我慢して見れば良かったかなぁ。

今のところ一番楽しみにしているのは放課後ていぼう日誌。導入は違和感あったけれど3話~4話くらいから面白さが分かってきた。

2020-06-24 , ,

月は出ているか? Emacs(calendar,org-mode)で月の出・月の入りの時刻を表示する

前回の続き。無事に主要な四月相(新月、上弦の月、満月、下弦の月)の日時を表示できましたが月の出や月の入り、月齢を表示する機能がありません。

月の出・月の入りなんてどうでもいいと思われる方も多いでしょうが、月が出ていない夜は サテライトキャノンが撃てません 月明かりに邪魔されず星がよく見えます。天の川など綺麗な星を見るというのは私の旅行の目的の一つになっていて、特に山へ行く計画を立てるときには必ずチェックしています。月が出ていても時間帯が昼間までならば問題なく星は見られます。カレンダーや予定表を見たときに夜月が明るくない日が分かるとその日に旅行をスケジュールしたくなるわけです。まぁ、月が出ていてもそれはそれで綺麗なのですけれど。いずれにせよ事前に分かっているに越したことはないわけです。

Emacsで日の出日の入りや月の朔望の計算はあるのですから既にありそうなものですが少し探しただけでは見つかりませんでした。

というわけで、作ったのがこちら。

使い方

calendarと連携させるには、例えば次のコードをinit.el(.emacs)に追加します(Mキーはlunar.elで使っているのでLキーにしました)。

(with-eval-after-load "calendar"
  (require 'moonrise)
  (define-key calendar-mode-map "Ld" 'calendar-moonrise-moonset)
  (define-key calendar-mode-map "Lm" 'calendar-moonrise-moonset-month))

L d でカーソル位置の日の時刻をミニバッファに表示し

ミニバッファに月の出、南中、月の入の時刻、月齢を表示
図1: ミニバッファに月の出、南中、月の入の時刻、月齢を表示

L m で月間の時刻を表示します。

一ヶ月分の月の出、南中、月の入の時刻、月齢をまとめて表示
図2: 一ヶ月分の月の出、南中、月の入の時刻、月齢をまとめて表示

また、org-modeのアジェンダに表示するには次の文をアジェンダ表示対象のファイルに追加すればOKです(新しいorgファイルを作った方がいいかも?)。

#+CATEGORY: Astro
* Moonrise
%%(moonrise-org-agenda)
org-modeのagendaに月の出、月の入の時刻を表示
図1: org-modeのagendaに月の出、月の入の時刻を表示

実装にあたって

かなり昔に買ってあった日の出・日の入りの計算―天体の出没時刻の求め方(長沢 工. 1999)という本を元に作成しました。月の位置の計算方法は「海上保安庁が開発した月位置計算の略算式に対し, 時刻原点を変更するなど, 私が多少改変した式」(長沢1999. p124)だそうです。もう20年以上前の本なので精度が気になりましたが海上保安庁水路部の略算式 - 月の位置の略算(1) 黄経: セッピーナの趣味の天文計算によれば今回のような用途に使う分にはまったく問題ない精度のようです。(私も本からの入力に難儀しました。すでに自炊した本だったのでOCRがかかっていたのですが表の部分は全然ダメ。手入力した後音声読み上げさせて目と耳で確認しました)

solar.elとかなりの部分を共通化できるのではないかと思ったのですが、太陽は黄緯が0なので黄経だけ求めればよく、また、時刻の扱い方や計算方法など色々異なっていたためほとんど共通で使えるものはありませんでした。使えたのは、恒星時の計算(solar-sidereal-time)と自転遅れの補正値(solar-ephemeris-correction)、時刻の文字列化(solar-time-string)、それと現在位置を設定する仕組み(solar-setup, calendar-longitude, calendar-latitude, calendar-time-zone)あたりでした。

課題

  • 計算結果のキャッシュ
  • おそらく正しく動作しない地点がある(極地など)

私のマシンではそれほど遅くないのですが、計算結果をキャッシュすると待たされる時間が減るかもしれません。とはいえagendaの生成自体が元々遅いのでどこまで意味があるのか分かりませんが。

極地など地球上のどこかの地点では正しく動作しないと思われます。対処法は本にも書いてあるのですが、面倒なのであまり読んでませんすみません。

(2021-07-25追記)月の満ち欠けを画像表示させてみました

2020-06-21 , ,

月相をEmacsのカレンダーに追加する

きっかけは夏至。今日は夏至かぁ……と思ってorg-modeのアジェンダやcalendarを見ても夏至(Summer Solstice)が表示されていません。Emacsでは標準で表示するはずなのに。調べてみたところ、japanese-holidays.el 用の設定で変数 calendar-holidays の値を日本の休日で完全に置き換えてしまっていました。その際に元々あった (solar-equinoxes-solstices) が消えていたんですね。 calendar-holidays(solar-equinoxes-solstices) を追加したら表示されるようになりました。ついでに英語だとなんだかしっくりこないので solar-n-hemi-seasons("春分" "夏至" "秋分" "冬至") に修正しました。

ついでなので月相も追加してしまおうと思いました。変数 calendar-holidays の説明に次のように書いてあったからです。

To include the phases of the moon, add

(lunar-phases)

to the holiday list, …

M-x describe-function lunar-phases してみるとそういう名前の関数はあるみたいです。なので calendar-holidays(lunar-phases) を追加して M-x calendar してみたところエラー(Wrong type argument: listp, 109)と共に直近の主要な月相一覧が表示されました。 lunar-phases を詳しく調べてみるとこの関数は単に新月、上弦の月、満月、下弦の月の日時を三ヶ月分表示するものだったようです。

再度変数 calendar-holidays の説明をよく見ると続きがあって

To include the phases of the moon, add

(lunar-phases)

to the holiday list, where ‘lunar-phases’ is an Emacs-Lisp function that you’ve written to return a (possibly empty) list of the relevant VISIBLE dates with descriptive strings such as

(((2 6 1989) "New Moon") ((2 12 1989) "First Quarter Moon") … ).

と書いてありました。要するに lunar-phases というのはあくまで例として挙げた架空の関数で、あなたが書いてくださいよ、ということのようです。既にないか探したのですが見つからなかったので仕方なく自分で書くことにしました。

(require 'lunar)
(require 'cl)

(defun my-lunar-phases-for-calendar-holidays ()
  (let ((m displayed-month)
        (y displayed-year))
    (calendar-increment-month m y -1)
    (loop for x in (lunar-phase-list m y)
          collect (list
                   (nth 0 x)
                   (concat
                    (lunar-phase-name (nth 2 x))
                    " "
                    (nth 1 x))))))

(lunar-phase-list) がほぼそのまま使えるかと期待したのですが微妙に形式が違うので変換する必要がありました。

それで、この関数を指定するリスト '(my-lunar-phases-for-calendar-holidays) を変数 calendar-holidays に追加します。 japanese-holidays.el を使っていたりするとすでに書き替えている場所があるかもしれないのでうまいこと追加してください。

lunar-phase-names も日本語にしてしまいましょう。 ("新月" "上弦の月" "満月" "下弦の月")

というわけでなんとか主要な月相をcalendarやorg-modeのアジェンダに表示できました。

2020-06-21-lunar-phases.png

そういえば今日は部分日食が話題になっていました。なるほど月は太陽の方向にあるから新月ですね。

それにしても何で標準で用意されていないのでしょうね。ここまで用意しておきながら。Emacs上で月相を知りたい人は居ないのかな。……居ないんでしょうね。

再度調べてみると次のような質問を見つけました。

org-agendaに直接月相を表示する方法です。calendarに入れなくてもいいならこれでも可。

ところで月の出と月の入りも表示できると便利な気もするのですが……

(2020-06-24追記):次の記事では毎日の月の出と月の入り、南中の時刻、そして毎日の月齢も実現します。

2020-06-03 ,

org-modeで幅の広い表を折り返しモード時でも折り返さず水平スクロールさせる

昨日の続き。

org-mode ではデフォルトで truncate-lines がtとなっています(org-startup-truncated で変更できます) 。つまり、折り返さずに表示するのがデフォルトです。これはおそらく折り返すと幅が広い表(テーブル)が正しく表示されないためではないでしょうか。

しかしそれだと普通のテキストも折り返さずに表示されて大変読みづらくなってしまいます。fill-paragraph 等を使って自分で適当な位置に改行を入れていくことになるのですが多少問題もあります。私はよくHTMLでエクスポートするのですが、文字と文字との間にわずかに空白が入ってしまうことがあります。確認してみるとそれは文章の途中にある改行のせいだったりします。なので私は必要に応じて M-x toggle-truncate-lines で切り替えていたのですが、やっぱり面倒くさい。

というわけで、先日作った部分的に水平スクロールできるようにするコードをorg-modeの表部分に適用してみました。

ソースコードはGitHubにあります。

misohena/phscroll: Enable partial horizontal scroll in Emacs

使い方は (load "org-phscroll.el") するだけ。スクロールは C-x < や C-x > でも可能です。

それと truncate-lines はnilにしないと意味がありません。私は org-startup-truncated をnilに変更してしまいました。

表全体を消した場合自動的にスクロールエリアも削除されますが、表が表で無くなった場合(先頭の|を消すなどして)、スクロールエリアが残ってしまいます。 M-x phscroll-delete-at でポイントがある位置のスクロールエリアを削除できます。

org-phscroll.elの使用例
図1: org-phscroll.elの使用例

実装にあたっては、例によってfont-lockのタイミングで表を探して水平スクロール領域を適用しています。他のタイミングでも良いのですがfont-lock処理の直後、特にorg-fontify-meta-lines-and-blocksの直後ならばfaceがorg-tableかどうかで表かどうかを判別できるのでそこにしました。単純に行頭に|があるかどうかで判別すると、各種ブロック(#+BEGIN_~#+END_)の中にあるものまで拾ってしまうので。

phscroll.el自体の問題も色々修正したのでそこそこ使えるようになってきましたが、大きな表は少し重いかもしれません。できるだけウィンドウ内だけ更新するように作ってありますが、折りたたんだ場所に沢山の表が入っている場所がウィンドウ内に入ると、それらの表を全て一度に整形することになるので時間がかかります。

今のところオーバーレイやテキストプロパティを一文字毎にチェックしているので、それをある程度まとめてやれば少し速くなるかもしれません。面倒くさいですけど。

2020-06-02

Emacsで部分的な水平スクロールを実現する

Emacsでは toggle-truncate-lines を使えばバッファ全体の水平スクロールが可能です。行の折り返しをやめて左右端で切り詰めて表示できるので、幅の長い整形済みテキストを折り返さずに見たい場合には有効です。

しかしこのモードを使うと当然ながら文書全体で折り返しが無くなってしまいます。文書内の通常の文章は折り返して表示し、整形済みの部分だけ水平スクロールを適用する、そんな器用な機能は見当たりませんでした。

一方Emacsにはテキストプロパティオーバーレイという機能でテキストの一部を非表示にできます。となると、行の先頭部分を非表示にすることで擬似的に部分的な水平スクロールを実現できないでしょうか。

というわけで実装したのがこちら:

misohena/phscroll: Enable partial horizontal scroll in Emacs

使い方は

  1. elispをロードする 例:(require 'phscroll)
  2. スクロールさせたいリージョンで囲む
  3. M-x phscroll-region

これで選択した部分だけ水平スクロール出来るようになります。

ただし、truncate-lines が t (折り返さず表示するモード)のときは加工せずそのまま表示します。Emacs標準の水平スクロール機能を使用してください。 M-x toggle-truncate-lines で切り替えると、それを検出して表示を更新します。

既知の問題:

  • 遅い : すでに適用されているテキストプロパティやオーバーレイを調べて各行の幅を計算する部分やオーバーレイを適用して一部を非表示にする部分がかなり遅いみたいです。頑張って必要な部分だけ(windowで表示する範囲内や編集した部分だけ)更新するようにしてみましたが、それでもまだ遅いみたいです。
  • 複数ウィンドウ対応 : 複数のウィンドウで水平スクロール部分を見たときに表示が乱れることがあります。特にフレームを左右に分割したときに左右の幅が異なる場合は選択している方のウィンドウ幅でレイアウト計算するので、他のウィンドウではウィンドウの幅を超えてしまうことがあります。
  • display, invisibleプロパティの対応形式: 既にdisplayプロパティinvisibleプロパティで加工されているテキストも水平スクロールの対象にできますが、正しく幅を計算できる形式は限られています。単純に文字列に置き換えている場合やただ消している場合、それとrelative-spaceは対応しましたがそれ以外は未対応です。
phscroll.el使用例
図1: phscroll.el使用例

これだけだといちいちスクロールさせるエリアを手動で設定しなければならず面倒なので、次回は自動的にエリアを設定する方法について書こうと思います。

ふと思ったのですが、これとは逆に通常部分のみ折り返すというのは可能なのでしょうか。truncate-lines tで通常部分だけオーバーレイで折り返す。オーバーレイで改行ってできるのかな。でも変更があるたびに改行位置を維持するのは大変そうですね。

2020-05-26 ,

org-modeのHTMLエクスポート時にimgタグのalt属性をcaptionからつける

org-mode文書をHTMLでエクスポートしたとき、imgタグのalt=属性(代替テキスト)はデフォルトで画像のファイル名になります。

<img src="./suica.jpg" alt="suica.jpg" />

altがファイル名というのはなんとも気が利かない感じがします。 altを任意の文字列にする方法は Images and XHTML export に書かれていて、画像リンクの前に #+ATTR_HTML: :alt 文字列 と書きます。

#+ATTR_HTML: :alt おいしそうなすいか
[[file:./suica.jpg]]

一方画像にはキャプションを付けることが可能で、画像リンクの前に #+CAPTION: 文字列 と書くと画像の下に「図1:文字列」のようなキャプションがつきます。

#+CAPTION: おいしそうなすいか
#+ATTR_HTML: :alt おいしそうなすいか
[[file:./suica.jpg]]

キャプションには大抵は画像の内容を要約した文が書かれますから、altもキャプションと同じで良いのではないでしょうか? キャプションがあるのだからそもそも代替テキストは不要なのではないか(画像が表示されないときはキャプションを読めば良いのではないか)という気がしなくもありませんが、一応つけるとしたらキャプションと同じ内容で十分なことは多いでしょう。

#+CAPTION:#+ATTR_HTML: の両方を書くのは面倒ですしミスも発生します。私は先に #+CAPTION: だけ使って文書を書き上げてから正規表現置換で #+ATTR_HTML: を生成していたのですが、生成後に #+CAPTION: を修正したときに #+ATTR_HTML: を修正し忘れることが何度もありました。

というわけでエクスポート時にaltを #+CAPTION: から決めるようにするのが次のコードです。

(defun org-altcaption--get-caption (paragraph info)
  "段落に設定されているキャプション文字列を取得する。

org-html-paragraph関数内の「;; Standalone image.」の部分より。"
  (if paragraph
      (let ((raw (org-export-data (org-export-get-caption paragraph) info)))
        (if (org-string-nw-p raw) raw nil))))

(defun org-altcaption--get-link-parent (link info)
"linkの親要素を取得する。ただし、linkが最初のリンクでない場合はnil。

org-html-link関数内より。"
  ;; Extract caption from parent's paragraph.  HACK: Only
  ;; do this for the first link in parent (inner image link
  ;; for inline images).  This is needed as long as
  ;; attributes cannot be set on a per link basis.
  (let* ((parent (org-export-get-parent-element link))
         (link (let ((container (org-export-get-parent link)))
                 (if (and (eq 'link (org-element-type container))
                          (org-html-inline-image-p link info))
                     container
                   link))))
    (and (eq link (org-element-map parent 'link #'identity info t))
         parent)))

(defvar org-altcaption--link nil)

(defun org-altcaption--org-html-link (old-func link desc info)
  "org-html-linkに対するaround advice"
  ;; Pass link to org-altcaption--org-html--format-image function
  (let ((org-altcaption--link link))
    (funcall old-func link desc info)))

(defun org-altcaption--org-html--format-image (old-func source attributes info)
  "org-html--format-imageに対するaround advice"
  ;; Add alt attribute if link has caption
  (if (and org-altcaption--link (null (plist-get attributes :alt)))
      (let ((caption (org-altcaption--get-caption (org-altcaption--get-link-parent org-altcaption--link info) info)))
        (when caption
          (setq attributes (plist-put attributes :alt caption))
          ;;(message "caption=%s" caption)
          )))
  ;; Call original function
  (funcall old-func source attributes info))


(defun org-altcaption-activate ()
  (interactive)
  (advice-add #'org-html-link :around #'org-altcaption--org-html-link)
  (advice-add #'org-html--format-image :around #'org-altcaption--org-html--format-image))

(defun org-altcaption-deactivate ()
  (interactive)
  (advice-remove #'org-html-link #'org-altcaption--org-html-link)
  (advice-remove #'org-html--format-image #'org-altcaption--org-html--format-image))

org-altcaption-activate で有効化、 org-altcaption-deactivate で無効化します。adviceを使って既存の関数をフックしているのでorgのバージョンが上がると動かなくなるかもしれません(9.3.6で確認)。

こんなこと簡単に実現できるだろう、と思いきや結構難しいんですこれが。Orgの文法のうまくできていないところに片足を突っ込んでいる感じです。

Orgでは個別のリンク一つ一つにプロパティを指定することが困難です。例えば段落中のリンクに target="_blank" 属性を設定したい(リンク先を別のウィンドウで開きたい)場合次のように書くのですが

#+ATTR_HTML: :target _blank
山といえば [[https://www.pref.yamanashi.jp/][山梨県]] と [[http://www.pref.shizuoka.jp/index.html][静岡県]] 。富士山にまたがるこの二つの県は……

この場合最初のリンク(山梨県)にしか target="_blank" は設定されません。次のように書くと当然二つの段落に分かれてしまいます。

#+ATTR_HTML: :target _blank
山といえば [[https://www.pref.yamanashi.jp/][山梨県]] と
#+ATTR_HTML: :target _blank
[[http://www.pref.shizuoka.jp/index.html][静岡県]] 。富士山にまたがるこの二つの県は……

属性はリンクに設定されるのではなく段落に対して設定されます。リンクをエクスポートするときは、リンクを包む親要素(段落)に対する属性指定を調べてそれを適用します。属性はリンクについているのではなく親要素についています。これはキャプションも同じで、親要素を調べなければキャプション文字列は分かりません。さらに属性が適用されるのは段落中の最初のリンクのみ。二つ目以降のリンクには適用されない仕様です。キャプションの場合はスタンドアロンな画像(行内にある画像ではなくブロックを形成する画像)にしかキャプションは付けられない仕様なのであまり気にする必要は無いのかもしれませんが、いちおう二つ目の画像リンクには適用しない方がいいでしょう。

ということをするのが org-altcaption--get-link-parent 関数になります。このロジックは org-html-link 関数(ox-html.el)の中にあるものを拝借しました。

リンクそのものにプロパティを指定する文法の提案をどこかで見かけたような気がするのですがうろ覚え。

おいしそうなすいか
図1: おいしそうなすいか
2020-05-26 ,

org-modeのインライン画像のサイズを制限する(最大サイズを指定する)

前回の続きでorg-modeのインライン画像の気に入らないところその2。画像の最大サイズを指定できないところ。

Org文書中からEmacsのフレームよりも大きい画像へリンクを張ることがあります(特にOrg2Blogを使っていると画像はサーバ側で様々なバリエーションを自動生成するので元画像は大きめになります)。そんなときに org-toggle-inline-images でインライン画像を表示するとフレームから画像がはみ出して目も当てられません。

フレームからはみ出す画像
図1: フレームからはみ出す画像

org-modeには org-image-actual-width という変数があり、ImageMagickが有効なときは指定したサイズへスケーリングできます。しかし全ての画像が指定したサイズで表示されてしまうため、小さな画像も大きく拡大されてしまいます。 #+ATTR_HTML: :width 300 のような属性指定を元にサイズを決める機能もありますが、Emacs内での表示のためだけにこの指定をあちこちに入れるのは面倒です。それに用途によってはエクスポートしたときの属性値はEmacs内での表示サイズとは別のものが必要になるでしょう(追記:そういう用途には #+ATTR_ORG: :width を併用するようです> How do I re-scale inline org-mode images to specific widths? - Stack Overflow)。

あくまで欲しいのは可能な限り元のサイズで表示し、設定した最大サイズを超えた場合のみ縮小して表示する機能です。

org-modeにこの機能が無いのはおそらくEmacsのcreate-image関数にそれをサポートする機能が無いためではないでしょうか。create-image関数は幅を指定して読み込む機能(:widthプロパティ)はありますが指定された幅より大きい場合にのみ縮小するような機能(例えば:max-widthとか)はありません(max-image-sizeという変数はありますが、これは読み込む最大のサイズを指定します。それを超えた画像は読み込まれません!)。

幸い画像のサイズを取得するimage-size関数はあるので自分でサイズを計算して読み込むことは可能です。ただしimage-size関数がどのように実装されているかは確認していません。ヘッダーだけ読み込んでサイズを返すならばそれなりに速い動作が期待できますが、画像全体を読み込んでからサイズを返すようだと二度手間になるので速度は低下することでしょう。

それは覚悟の上で最大サイズを指定できるようにするのが次のコードです。

訂正: ImageMagickを使った読み込みでは :max-width、:max-heightが指定できました!(ImageMagick Images - GNU Emacs Lisp Reference Manual) それらを使用して最大サイズを指定できるようにするのが次のコードです。

(defcustom org-limit-image-size '(0.99 . 0.5) "Maximum image size") ;; integer or float or (width-int-or-float . height-int-or-float)

(defun org-limit-image-size--get-limit-size (width-p)
  (let ((limit-size (if (numberp org-limit-image-size)
                        org-limit-image-size
                      (if width-p (car org-limit-image-size)
                        (cdr org-limit-image-size)))))
    (if (floatp limit-size)
        (ceiling (* limit-size (if width-p (frame-text-width) (frame-text-height))))
      limit-size)))

(defvar org-limit-image-size--in-org-display-inline-images nil)

(defun org-limit-image-size--create-image
    (old-func file-or-data &optional type data-p &rest props)

  (if (and org-limit-image-size--in-org-display-inline-images
           org-limit-image-size
           (null type)
           ;;(image-type-available-p 'imagemagick) ;;Emacs27 support scaling by default?
           (null (plist-get props :width)))
      ;; limit to maximum size
      (apply
       old-func
       file-or-data
       (if (image-type-available-p 'imagemagick) 'imagemagick)
       data-p
       (plist-put
        (plist-put
         (org-plist-delete props :width) ;;remove (:width nil)
         :max-width (org-limit-image-size--get-limit-size t))
        :max-height (org-limit-image-size--get-limit-size nil)))

    ;; default
    (apply old-func file-or-data type data-p props)))

(defun org-limit-image-size--org-display-inline-images (old-func &rest args)
  (let ((org-limit-image-size--in-org-display-inline-images t))
    (apply old-func args)))

(defun org-limit-image-size-activate ()
  (interactive)
  (advice-add #'create-image :around #'org-limit-image-size--create-image)
  (advice-add #'org-display-inline-images :around #'org-limit-image-size--org-display-inline-images))

(defun org-limit-image-size-deactivate ()
  (interactive)
  (advice-remove #'create-image #'org-limit-image-size--create-image)
  (advice-remove #'org-display-inline-images #'org-limit-image-size--org-display-inline-images))

org-limit-image-size-activate で有効化、 org-limit-image-size-deactivate で無効化します。adviceを使って既存の関数をフックしているのでorgのバージョンが上がると動かなくなるかもしれません(9.3.6で確認)。

変数 org-limit-image-size には最大サイズを指定します。一つの数値で指定した場合は幅と高さの最大値は同じになります。ドット対 (width . height) の形で二つの数値を指定した場合は幅と高さの最大値は別々になります。数値は整数の場合はピクセル数となります。浮動小数点数の場合はフレームのサイズに対する比率となります。デフォルトは (0.99 . 0.5) で、幅の最大値はほぼフレーム一杯、高さの最大値はフレームの半分くらいまでとしています。

実装にあたっては org-display-inline-images 関数の途中をいじりたかったのですがうまく分割できないので create-image をフックして org-display-inline-images 経由で呼び出されたときだけ動作を変えています。

正直このくらいのことはorg-mode標準で対応して欲しいなぁという気もします。やってることは結局create-imageに:max-widthと:max-heightを付加することだけなので。フックするためのコードが馬鹿らしいですよね。ハマリどころとしては :width nil はダメってことです。Emacs27は分かりませんが、ImageMagickでは :width nil で :max-widthを指定すると画像が出ません。不要な:widthプロパティは削除する必要があります。

追記: Emacs27対応について。Emacs27ではImageMagick対応がデフォルト無効になるそうです。その代わりスケーリングは標準対応になるとNEWS.27に書いてあります(Windowsでも対応するのか不安……)。image.cやdisplay.texiを見る限り:max-widthや:max-heightも標準対応していそう。なのでimagemagickの有無を判定して処理を変えている部分を少し修正して、無くても:max-width、:max-heightプロパティを付加するようにしてみました。ちゃんと対応するなら新しく追加される関数image-transform-pを使用して判別した方が良いかもしれません。org-mode側ではImageMagickの有無で:widthプロパティを設定するかどうかを判別しているので、org-image-actual-widthや#+ATTR_*でのサイズ指定は今のところImageMagick必須です。

2020-05-25 ,

org-modeのインライン画像をリアルタイムで更新する

(追記: https://github.com/misohena/org-inline-image-fix/blob/master/org-flyimage.el にソースコードを上げました。org-flyimage-modeというマイナーモードにしてあります)

org-modeには画像へのリンクをインライン表示する機能(org-toggle-inline-images (C-c C-x C-v))がありますが、私はたまにしか使っていませんでした。

理由は色々あるのですが、その一つが画像を瞬時に更新してくれないこと。画像のへのリンクを修正したり追加したりしても自動的に画像を更新してくれません。コメントアウトしても表示されたまま。org-redisplay-inline-images (C-c C-x C-M-v)で更新できるのですが、これはいったん全ての画像を消してから再表示するため画像が多いととても時間がかかります。それだといっそのこと画像なんて表示せずに編集して、まとまったところでhtmlにでもエクスポートして確認すれば済んでしまいます。

というわけで編集するそばから自動的に画像を更新させるのが次のコードです。

(defvar org-flyimage-in-activate-links nil)

(defun org-flyimage-activate-links (old-func limit)
  (let ((org-flyimage-in-activate-links t))
    (funcall old-func limit)))

(defun org-flyimage-remove-inline-images-in (beg end)
  ;; is faster to use (overlays-in beg end) ?
  (loop for ov in org-inline-image-overlays
        if (let ((ovbeg (overlay-start ov))
                 (ovend (overlay-end ov)))
             (and (numberp ovbeg) (numberp ovend)
                  (< ovbeg end) (> ovend beg)))
        do (org-display-inline-remove-overlay ov t nil nil)))

(defun org-flyimage-remove-flyspell-overlays-in (old-func beg end)
  (funcall old-func beg end)

  (if t ;;(not org-flyimage-in-activate-links) ;;in t, reflect #+attr_html: :width immediately. but slow
      (org-flyimage-remove-inline-images-in beg end))

  (if org-flyimage-in-activate-links
      (org-display-inline-images nil t beg end)))

(defun org-flyimage-activate ()
  (interactive)
  (advice-add #'org-activate-links :around #'org-flyimage-activate-links)
  (advice-add #'org-remove-flyspell-overlays-in :around #'org-flyimage-remove-flyspell-overlays-in))

(defun org-flyimage-deactivate ()
  (interactive)
  (advice-remove #'org-activate-links #'org-flyimage-activate-links)
  (advice-remove #'org-remove-flyspell-overlays-in #'org-flyimage-remove-flyspell-overlays-in))

org-flyimage-activate で有効化、 org-flyimage-deactivate で無効化します。adviceを使って既存の関数をフックしているのでorgのバージョンが上がると動かなくなるかもしれません(9.3.6で確認)。

仕組みとしてはfont-lockのタイミングでインライン画像用のオーバーレイを作成・削除しています。

org-modeでは、リンクのハイライトは org-activate-links で行われています。この関数の中ではリンクの種別が判定されてリンク文字列の範囲に様々なテキストプロパティが設定されます。

;; org.elより
(defun org-activate-links (limit)
  "Add link properties to links.
This includes angle, plain, and bracket links."
  (catch :exit
    (while (re-search-forward org-link-any-re limit t)
      (let* ((start (match-beginning 0))
             (end (match-end 0))
             (visible-start (or (match-beginning 3) (match-beginning 2)))
             (visible-end (or (match-end 3) (match-end 2)))
             (style (cond ((eq ?< (char-after start)) 'angle)
                          ((eq ?\[ (char-after (1+ start))) 'bracket)
                          (t 'plain))))
        (when (and (memq style org-highlight-links)
                   ;; Do not span over paragraph boundaries.
                   (not (string-match-p org-element-paragraph-separate
                                        (match-string 0)))
                   ;; Do not confuse plain links with tags.
                   (not (and (eq style 'plain)
                             (let ((face (get-text-property
                                          (max (1- start) (point-min)) 'face)))
                               (if (consp face) (memq 'org-tag face)
                                 (eq 'org-tag face))))))
          (let* ((link-object (save-excursion
                                (goto-char start)
                                (save-match-data (org-element-link-parser))))
                 (link (org-element-property :raw-link link-object))
                 (type (org-element-property :type link-object))
                 (path (org-element-property :path link-object))
                 (properties            ;for link's visible part
                  (list
                   'face (pcase (org-link-get-parameter type :face)
                           ((and (pred functionp) face) (funcall face path))
                           ((and (pred facep) face) face)
                           ((and (pred consp) face) face) ;anonymous
                           (_ 'org-link))
                   'mouse-face (or (org-link-get-parameter type :mouse-face)
                                   'highlight)
                   'keymap (or (org-link-get-parameter type :keymap)
                               org-mouse-map)
                   'help-echo (pcase (org-link-get-parameter type :help-echo)
                                ((and (pred stringp) echo) echo)
                                ((and (pred functionp) echo) echo)
                                (_ (concat "LINK: " link)))
                   'htmlize-link (pcase (org-link-get-parameter type
                                                                :htmlize-link)
                                   ((and (pred functionp) f) (funcall f))
                                   (_ `(:uri ,link)))
                   'font-lock-multiline t)))
            (org-remove-flyspell-overlays-in start end)
            (org-rear-nonsticky-at end)
            (if (not (eq 'bracket style))
                (add-text-properties start end properties)
              ;; Handle invisible parts in bracket links.
              (remove-text-properties start end '(invisible nil))
              (let ((hidden
                     (append `(invisible
                               ,(or (org-link-get-parameter type :display)
                                    'org-link))
                             properties)))
                (add-text-properties start visible-start hidden)
                (add-text-properties visible-start visible-end properties)
                (add-text-properties visible-end end hidden)
                (org-rear-nonsticky-at visible-start)
                (org-rear-nonsticky-at visible-end)))
            (let ((f (org-link-get-parameter type :activate-func)))
              (when (functionp f)
                (funcall f start end path (eq style 'bracket))))
            (throw :exit t)))))         ;signal success
    nil))

この org-activate-links を修正してテキストプロパティを設定するのと同時に画像のオーバーレイも生成しよう、と最初は思ったのですが、それだと消す方はどうするのだろうと疑問が浮かびました。現状でもリンク自体を修正すると画像は消えるようにできています。オーバーレイにmodification-hooksが設定されているので。でもリンク自体を修正せずにリンクでは無くなる場合、例えば画像へのリンクの前に# を入れてコメントアウトするとfaceはリンクの色からコメントの色に変わります。それと一緒に画像も消えて欲しいわけです。テキストプロパティは変わるわけですから、どこかでその処理があるはずです。ここで設定したテキストプロパティを消しているのはどこなんだろう……。

詳しく追うのは大変そうだな……と思ったときにふと目に入ったのが (org-remove-flyspell-overlays-in start end) の部分。これはおそらくflyspellのオーバーレイを削除するためのものでしょう。org.el内を検索するとあちこちで org-remove-flyspell-overlays-in が呼ばれていました。コメントの色づけをすると思わしき場所でも。おそらく範囲(start end)の分類が変わるときにはこの関数を呼び出して表示をリセットするのではないでしょうか。

そこで (org-remove-flyspell-overlays-in start end) をフックしてstartからendの間にあるオーバーレイを削除してみると、無事コメントアウトで画像が削除されました(笑)。

org-activate-links も内部で org-remove-flyspell-overlays-in を呼び出しますから、 org-activate-links ではなく org-remove-flyspell-overlays-in の方で指定された範囲の画像を更新してしまえば良いでしょう。 org-activate-links 経由かどうか判定できるようにして、そのときだけ処理を変えるようにしました。

org-flyimage-remove-flyspell-overlays-in 内のコメントがある部分ですが、tだとリンク更新時に必ずオーバーレイを作り直すので少しだけ遅くなります。ただ、 #+ATTR_HTML: :width で画像サイズを調整するときにリアルタイムで反映される(注意:org-image-actual-widthとimagemagickサポートによる)のでとりあえずこうしてあります。本来は org-display-inline-images の側でサイズの変更を検出して作り直すかどうか判断して欲しいところです。

今回の件とは直接関係ないですが、 org-display-inline-imagesorg-image-actual-width には画像の最大サイズを指定する機能が欲しいです。先に画像サイズを読み込んで計算してから再度画像を読み込まなければならないと思うので速度低下が心配ですが。

font-lock時に画像を読み込むのは速度低下の心配がありますが、極端に大きな画像で無ければ私の所では今のところ問題ないようです。気になるようなら遅延読み込みをした方が良いかもしれません。

大量の画像を整理して不要なものをコメントアウトしたりサイズを調整したりする作業
図1: 大量の画像を整理して不要なものをコメントアウトしたりサイズを調整したりする作業
2020-05-23

NTEmacsのWanderlustでメール送信時に時々SMTP errorが出る問題が解消?

Windows上のEmacsで Wanderlust を使っていて長年悩まされていたのがSMTP error。送信時に SMTP error と出て送信が中断してしまいます。何度か繰り返すと成功するのですが、たまに失敗時にも送れてしまうことがあるらしく何通も相手に送ってしまっている場合があります。

長年の経験で原因はどうも SSL/TLS まわりにあるらしいことが分かっています。SSL/TLSを使わないと発生しないので。Emacs組み込みのgnutlsを使うか外部のコマンドを使うかでも挙動が変わってきます。SSL/TLSを使うと受信時にも時々エラーが発生して何度か繰り返すとうまく行くことがあります。

この問題が解決するならばとGnusへの移行を試してみたこともあるのですが同じ問題が発生したので無意味でした。

今日少しこの問題を調査してみたのですが、結論から言うと

(setq gnutls-log-level 5)

を設定したらSMTP errorが出なくなりました。

な、なんだってー!

このコードはgnutlsのログレベルを上げて沢山のログを出すようにしただけです。

gnutls-log-levelを2にして出たログが次です。

Sending...
gnutls.c: [1] (Emacs) connecting to host: ****.****.ne.jp
gnutls.c: [1] (Emacs) allocating credentials
gnutls.c: [2] (Emacs) allocating x509 credentials
gnutls.c: [2] (Emacs) using default verification flags
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=CORP\\srv-build-cd.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=****.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=****.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=CORP\\srv-build-cd.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: OU=Copyright (c) 1997 Microsoft Corp.,OU=Microsoft Corporation,CN=Microsoft Root Authority.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=****.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: C=US,ST=California,L=Newark,O=Logitech Inc,CN=Logitech Inc.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: C=US,O=MSFT,CN=Microsoft Authenticode(tm) Root Authority.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=CORP\\srv-build-cd.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=CORP\\srv-build-cd.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=****.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=Root Agency.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [audit] There was a non-CA certificate in the trusted list: CN=dsalocal.intel.com.
gnutls.c: [1] (Emacs) setting the trustfile:  c:/****/certs/ca-bundle.crt
gnutls.c: [1] (Emacs) gnutls callbacks
gnutls.c: [1] (Emacs) gnutls_init
gnutls.c: [1] (Emacs) got non-default priority string: NORMAL:%DUMBFW
gnutls.c: [1] (Emacs) setting the priority string
gnutls.c: [2] added 6 protocols, 29 ciphersuites, 18 sig algos and 9 groups into priority list
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 13.02 (GNUTLS_AES_256_GCM_SHA384)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 13.03 (GNUTLS_CHACHA20_POLY1305_SHA256)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 13.01 (GNUTLS_AES_128_GCM_SHA256)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 13.04 (GNUTLS_AES_128_CCM_SHA256)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.2c (GNUTLS_ECDHE_ECDSA_AES_256_GCM_SHA384)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite cc.a9 (GNUTLS_ECDHE_ECDSA_CHACHA20_POLY1305)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.ad (GNUTLS_ECDHE_ECDSA_AES_256_CCM)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.0a (GNUTLS_ECDHE_ECDSA_AES_256_CBC_SHA1)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.2b (GNUTLS_ECDHE_ECDSA_AES_128_GCM_SHA256)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.ac (GNUTLS_ECDHE_ECDSA_AES_128_CCM)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.09 (GNUTLS_ECDHE_ECDSA_AES_128_CBC_SHA1)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.30 (GNUTLS_ECDHE_RSA_AES_256_GCM_SHA384)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite cc.a8 (GNUTLS_ECDHE_RSA_CHACHA20_POLY1305)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.14 (GNUTLS_ECDHE_RSA_AES_256_CBC_SHA1)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.2f (GNUTLS_ECDHE_RSA_AES_128_GCM_SHA256)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.13 (GNUTLS_ECDHE_RSA_AES_128_CBC_SHA1)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 00.9d (GNUTLS_RSA_AES_256_GCM_SHA384)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.9d (GNUTLS_RSA_AES_256_CCM)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 00.35 (GNUTLS_RSA_AES_256_CBC_SHA1)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 00.9c (GNUTLS_RSA_AES_128_GCM_SHA256)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.9c (GNUTLS_RSA_AES_128_CCM)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 00.2f (GNUTLS_RSA_AES_128_CBC_SHA1)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 00.9f (GNUTLS_DHE_RSA_AES_256_GCM_SHA384)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite cc.aa (GNUTLS_DHE_RSA_CHACHA20_POLY1305)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.9f (GNUTLS_DHE_RSA_AES_256_CCM)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 00.39 (GNUTLS_DHE_RSA_AES_256_CBC_SHA1)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 00.9e (GNUTLS_DHE_RSA_AES_128_GCM_SHA256)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite c0.9e (GNUTLS_DHE_RSA_AES_128_CCM)
gnutls.c: [2] Keeping ciphersuite 00.33 (GNUTLS_DHE_RSA_AES_128_CBC_SHA1)
gnutls.c: [2] Advertizing version 3.4
gnutls.c: [2] Advertizing version 3.3
gnutls.c: [2] Advertizing version 3.2
gnutls.c: [2] Advertizing version 3.1
gnutls.c: [2] HSK[0000000005c5d140]: sent server name: '****.****.ne.jp'
gnutls.c: [1] (Emacs) non-fatal error: Resource temporarily unavailable, try again. [73 times]
gnutls.c: [audit] FFDHE groups advertised, but server didn't support it; falling back to server's choice
gnutls.c: [1] (Emacs) non-fatal error: Resource temporarily unavailable, try again. [295 times]
gnutls.c: [2] (Emacs) Deallocating x509 credentials
Invalid response: ... Recipient ok
Invalid response: RCPT TO:<****@****.jp>
wl-draft-send-mail-with-smtp: SMTP error
SMTP error

「non-fatal error: Resource temporarily unavailable, try again.」というのが73回+295回も繰り返されているのが気になります。

このエラーメッセージはgnutlsのGNUTLS_E_AGAINに対応するもののようです。

GNUTLS_E_AGAINはあちこちで発生するようです。

もう少し詳細なログが出ないかgnutls-log-levelを5にして再度試してみたところ、何回繰り返してもエラーが発生しません。

ログを見ると次のように大量のretryメッセージが出ていました。

gnutls.c: [3] ASSERT: ../../../gnutls-3.6.10/lib/nettle/mpi.c[wrap_nettle_mpi_print]:60
gnutls.c: [4] HSK[00000000021cc030]: CLIENT KEY EXCHANGE was queued [262 bytes]
gnutls.c: [4] REC[00000000021cc030]: Sent ChangeCipherSpec
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Initializing epoch #1
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Epoch #1 ready
gnutls.c: [4] HSK[00000000021cc030]: Cipher Suite: GNUTLS_DHE_RSA_AES_256_GCM_SHA384
gnutls.c: [4] HSK[00000000021cc030]: Initializing internal [write] cipher sessions
gnutls.c: [4] HSK[00000000021cc030]: recording tls-unique CB (send)
gnutls.c: [4] HSK[00000000021cc030]: FINISHED was queued [16 bytes]
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Preparing Packet Handshake(22) with length: 7 and min pad: 0
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Sent Packet[2] Handshake(22) in epoch 0 and length: 12
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Preparing Packet Handshake(22) with length: 262 and min pad: 0
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Sent Packet[3] Handshake(22) in epoch 0 and length: 267
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Preparing Packet ChangeCipherSpec(20) with length: 1 and min pad: 0
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Sent Packet[4] ChangeCipherSpec(20) in epoch 0 and length: 6
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Preparing Packet Handshake(22) with length: 16 and min pad: 0
gnutls.c: [5] REC[00000000021cc030]: Sent Packet[1] Handshake(22) in epoch 1 and length: 45
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[get_last_packet]:1168
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[_gnutls_io_read_buffered]:589
gnutls.c: [3] (Emacs) retry: Resource temporarily unavailable, try again.
gnutls.c: [1] (Emacs) non-fatal error: Resource temporarily unavailable, try again.
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[get_last_packet]:1168
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[_gnutls_io_read_buffered]:589
gnutls.c: [3] (Emacs) retry: Resource temporarily unavailable, try again.
gnutls.c: [1] (Emacs) non-fatal error: Resource temporarily unavailable, try again.
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[get_last_packet]:1168
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[_gnutls_io_read_buffered]:589
gnutls.c: [3] (Emacs) retry: Resource temporarily unavailable, try again.
gnutls.c: [1] (Emacs) non-fatal error: Resource temporarily unavailable, try again.
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[get_last_packet]:1168
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[_gnutls_io_read_buffered]:589
gnutls.c: [3] (Emacs) retry: Resource temporarily unavailable, try again.
gnutls.c: [1] (Emacs) non-fatal error: Resource temporarily unavailable, try again.
gnutls.c: [3] ASSERT: ../../gnutls-3.6.10/lib/buffers.c[get_last_packet]:1168
....繰り返し

これは推測なのですが、リトライ時のメッセージ出力量が増えたことによってリトライの間隔が延びたことが影響しているのではないでしょうか。これらのメッセージは逐一ミニバッファに出るので体感できるくらいには遅くなります。

(setq gnutls-log-level 5) を設定したまま1~2日ほど使ってみましたが今のところエラーは発生していません。

これ以上深くは追っていないのですが、またエラーが発生したら調べてみようと思います。

2020-06-21追記:未だにエラーが出ません。