Monthly Archives: 4月 2010

2010-04-14

Git初体験4 Meadow3上のMagitからpullできない

Magitからssh経由でpullができない。Cygwinのbashからやるとこんな感じ。

$ git pull
bash.exe: warning: could not find /tmp, please create!
Enter passphrase for key '/c/home/k-aki/.ssh/id_dsa':
Already up-to-date.

bashが/tmpが無いなどと寝ぼけたことを言ってから、パスフレーズを求めてきている。パスフレーズを求められるとMeadow上からは入力できないのでまずい(fakecygpty.exeを使えばできるのかもしれないけど)。

いろいろ調べてみたら、どうやら環境変数TMPとTEMPが設定されていないから、このwarningが出るようだ。つい先日Cygwin1.7にしたとき.bashrcはほとんどデフォルトのままいじらなかったのだけど、中を確認したらunset TMPなどとしているではないか。Windowsのテンポラリディレクトリと混ざると良くないらしい。.bashrcのunsetの後にset TMP=/tmpとset TEMP=/tmpを追加。

これでもMagitからpullできない。プロセス一覧を見るとssh.exeが起動しっぱなしで終了しないので、やはりパスフレーズが取れないで止まっているのだろう。複数のsh.exeも一緒に起動しっぱなしになっているので、msysgitのsh.exeを使えなくしてみた。すると今度はsed.exeがエラー。msysgitのsedはcygwinのパスを理解しないのでファイルが開けないらしい。msysgitのsedも無効化してCygwinのsedを使うようにしてみる。今度はgitが「git: 'Merge branch 'master' of ssh://********* is not a git command'」などという訳のわからないエラーを。う゛ー、なんだこりゃ。

たぶんCygwinのsedを使おうとしたせいで何かテキストの切り出しに失敗したのだろう。仕方ないのでshとsedはmsysgitのものを使うことにする。

となると、やはりパスフレーズが取れなくてssh.exeが止まったままになってしまう。

Cygwinのbash上からはちゃんと何も聞かれずにgit pullできるので、何が違うのだろうと環境変数一覧を比較してみた。

あ、TMPとTEMPの値が違う。Meadow3はスタートメニューから起動しているので%USERPROFILE%Tempだし、bashの方はさっき明示したとおり/tmp(私の場合c:appcygwintmp)だ。そういえばwin-ssh-askpassは/tmpの下にファイルを作ってたっけ。

というわけで、.emacsに(setenv "TMP" "c:/app/cygwin/tmp")(setenv "TEMP" "c:/app/cygwin/tmp")を追加したら、まともにpullできるようになった。いいのかこれで。

2010-04-14

Git初体験3 Magitを試す(Meadow3とCygwinとmsysgit)

M-x magit-status ……ぎゃー。

Local:  master ~/work/tmp/git_lesson/
Head:   6224579 first commit

Untracked files:
'c:Program' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

Stashes:
'c:Program' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

Changes:
'c:Program' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

すぐにmsysgitを別のパスへ入れ直した。

動くようになったけど、やっぱりpcl-cvsやpsvnなんかとはちょっと違う。セクションって何だ? diffがとりたいのだけど=を押すんじゃないのか? など。

とりあえずコミットしてみようかとcを押したらNothing stagedとかなんとか言われた。staged、unstagedって何だろう。最初stag-edかと思ったらstage-dだったようだ。誰得UNIX-Blog: ステージを理解して git をもっと便利に使うを読んだ。

すげぇ、ファイル内の選択した部分だけをステージにあげてコミットできるんだ! これならこのインタフェースも納得だわ。確かに同一ファイルに違う目的の修正を施してしまって、分離するのが面倒だからそれを一度にコミットしてしまうということはよくあったんだよね。

2010-04-14

Git初体験2 msysgitを試す

msysgitをインストールしてC:Program FilesGitbinへパスを通してからやり直したらちゃんとできた。Cygwinのbashからも問題なく動いているように見える。

git addしたらgit commit。名前とメールアドレスを設定した方がいいと出たので、表示されたとおりに操作したら、%HOME%/.gitconfigが作成された。よしよし。

さて、サーバーとのやりとりも試してみようか。サーバー側にもGitを入れて、git –bare initでリポジトリを作る。–bareを指定するとローカルでやったときに作られた.gitディレクトリの内容相当が生でトップのディレクトリに展開されるみたいだ。確かに作業用のファイルなんかいらないので、サーバー上ではこの方が都合がいい。

ローカルに戻って、git remote add origin ssh://~でサーバーのリポジトリを設定して、git push origin masterすると……、んん? ssh鍵のパスフレーズを聞いてきた。win-ssh-askpassが効いてない? いや、どうやらmsysgitに付属のssh.exeが使われているせいらしい。__ssh.exeのようにファイル名を変えてCygwinのssh.exeが使われるようにしたら、パスフレーズを聞かれることはなくなった。

なるほど、細かい疑問点はいろいろあるけれど、ひとまずはよしとしよう。

次はMeadow上から操作できるようにしたい。Emacsクライアントはどうすればいいのだろうか。検索で上位に出てきたMagitというのを使えばいいのかな。とりあえず入れてみよう。