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2012-03-18

書けない

う゛ー、構文解析が難しい。書こうと思えば多分書ける。だが、いくつか問題が生じる。

というか、構文自体に多少の問題がある。このままの構文だとネストしたときに書けなくなる構文がまれではあるが出来てしまう。それを防ぐには普段よく使う構文を多少見た目が悪いものにする必要があるように思う。でもそれは嫌だ。まれにしか使わない書き方のためによく使う書き方を犠牲にしたくない。それに、そのまれにしか使わない書き方は別に書けなくても回避方法はいくらでもある。すべてが丸く収まる構文が思いつけば良いのだが、どうも思いつきそうも無い。

実装自体にも多少問題はある。文脈によってキーワードにするものを細かく変えなければならない。それも、ネストする度に特殊な解析モードを入れたり切ったりしなければならない。あんまりそういうことをするとエラー回復が難しくなるからやりたくないんだけどなぁ。

2012-03-11 ,

org-modeで画像へのURLリンクをインライン表示

org-modeには画像のリンクをインラインで表示する機能がある。

[[file:hoge.png]]

のようなリンクがあった場合に、org-toggle-inline-images ( C-C C-x C-v ) でインライン表示するかどうかをトグルで切り替えられる。

しかしこの機能はURLには対応していない。

[[http://www.google.co.jp/images/srpr/logo3w.png]]

のようなリンクがインラインで表示されないのである。

なので、それが出来るようにしてみた。

結果のソースコードはorg-http-inline-image.el

http経由で画像を取得

まずはウェブ上からhttp経由で画像を取得する方法について調べた。

(insert-image
  (create-image
    (with-current-buffer
      (url-retrieve-synchronously
        "http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/97/The_Earth_seen_from_Apollo_17.jpg/260px-The_Earth_seen_from_Apollo_17.jpg")
      (buffer-substring (re-search-forward "\n\n") (point-max))) nil t))

これで任意のURLから画像を取得できる。

url-retrieve-synchronouslyで画像データを含んだバッファを作成し、
HTTPヘッダを除いた部分を取り出してcreate-imageしているだけ。

試しにinsert-imageするとバッファに画像が表示されるはず。

本当は非同期にしたり画像をキャッシュしたりエラー処理をしないとダメなんだろうけど、まずは最低限のコードが知りたかったので。

あと、kill-bufferした方がメモリ的には良いのかもしれない。

org-display-inline-imagesの改変

画像のインライン表示はorg.el内のorg-display-inline-imagesで行っている。

この関数は7.8.03の時点では次のようになっている。

(defun org-display-inline-images (&optional include-linked refresh beg end)
  "Display inline images.
Normally only links without a description part are inlined, because this
is how it will work for export.  When INCLUDE-LINKED is set, also links
with a description part will be inlined.  This can be nice for a quick
look at those images, but it does not reflect what exported files will look
like.
When REFRESH is set, refresh existing images between BEG and END.
This will create new image displays only if necessary.
BEG and END default to the buffer boundaries."
  (interactive "P")
  (unless refresh
    (org-remove-inline-images)
    (if (fboundp 'clear-image-cache) (clear-image-cache)))
  (save-excursion
    (save-restriction
      (widen)
      (setq beg (or beg (point-min)) end (or end (point-max)))
      (goto-char (point-min))
      (let ((re (concat "\[\[\(\(file:\)\|\([./~]\)\)\([^]n]+?"
                        (substring (org-image-file-name-regexp) 0 -2)
                        "\)\]" (if include-linked "" "\]")))
            old file ov img)
        (while (re-search-forward re end t)
          (setq old (get-char-property-and-overlay (match-beginning 1)
                                                   'org-image-overlay))
          (setq file (expand-file-name
                      (concat (or (match-string 3) "") (match-string 4))))
          (when (file-exists-p file)
            (if (and (car-safe old) refresh)
                (image-refresh (overlay-get (cdr old) 'display))
              (setq img (save-match-data (create-image file)))
              (when img
                (setq ov (make-overlay (match-beginning 0) (match-end 0)))
                (overlay-put ov 'display img)
                (overlay-put ov 'face 'default)
                (overlay-put ov 'org-image-overlay t)
                (overlay-put ov 'modification-hooks
                             (list 'org-display-inline-modification-hook))
                (push ov org-inline-image-overlays)))))))))

この関数は、

  1. refreshでないときは既存のインライン画像をすべて取り除く。
  2. インライン表示対象となるリンク文字列を検索する。
  3. 見つかったリンクに対して、ファイル名が有効なら、そのファイルの画像を作成して、リンクの範囲にオーバーレイとして設定する。ただし、refreshでかつ特定の条件を満たせば、新しい画像は作らない。

といった動作をしている。

どうしたものか。

まず、httpリンクを見つけ出さなければならない。

正規表現部分の三つ目の開き括弧部分にhttpを入れることにした。

(let ((re (concat "\[\[\(\(file:\)\|\([./~]\|http://\)\)\([^]n]+?"
                  (substring (org-image-file-name-regexp) 0 -2)
                  "\)\]" (if include-linked "" "\]")))
      old file path ov img)
  (while (re-search-forward re end t)
    (setq old (get-char-property-and-overlay (match-beginning 1)
                                             'org-image-overlay))
    (setq file (concat (or (match-string 3) "") (match-string 4)))
    (setq path (expand-file-name file))

httpの部分はファイル名に含めたかったので、二つ目では無く三つ目にした。
それに伴い変数fileはexpand-file-nameする前のファイル名にして、変数
pathはexpand後にしてある。

次に実際に画像を用意するところだが、このままだと少し見通しが悪い。
新しいオーバーレイを作る部分を別の関数に分離してみた。

       (when (file-exists-p file)
         (if (and (car-safe old) refresh)
             (image-refresh (overlay-get (cdr old) 'display))
           (setq img (save-match-data (create-image file)))
           (my-org-add-inline-image-overlay img))))))))

(defun my-org-add-inline-image-overlay (img)
  (when img
    (let ((ov (make-overlay (match-beginning 0) (match-end 0))))
      (overlay-put ov 'display img)
      (overlay-put ov 'face 'default)
      (overlay-put ov 'org-image-overlay t)
      (overlay-put ov 'modification-hooks
                   (list 'org-display-inline-modification-hook))
      (push ov org-inline-image-overlays))))

少し見通しが良くなった。下半分はファイルでもURLでも共通の処理であり、問題は上半分だけとなった。

さて、ファイルへのリンクかURLへのリンクかによって処理を変えたいのだが、どうしたら良いだろうか。

問題の部分。

(when (file-exists-p file)
  (if (and (car-safe old) refresh)
      (image-refresh (overlay-get (cdr old) 'display))
    (setq img (save-match-data (create-image file)))
    (my-org-add-inline-image-overlay img))))))))
  • 1行目はファイルの時の処理。
  • 2行目~3行目はURLのときでも同じ処理。
  • 4行目はファイルの時の処理。
  • 5行目はURLの時でも同じ処理。

このようにファイルの時の処理とURLと共通の処理が交互に現れていて分離するのが先ほどと比べて難しい。

ここはlambdaを使って共通の処理だけをくくりだしてみた。

    (cond
     ((string= (match-string 3) "http://")
      (my-org-update-inline-image
       refresh (lambda () (save-match-data (my-org-create-image-from-url file)))))
     ((file-exists-p path)
      (my-org-update-inline-image
       refresh (lambda () (save-match-data (create-image path))))))))))

(defun my-org-update-inline-image (refresh loader)
  (let ((old (get-char-property-and-overlay (match-beginning 1)
                                            'org-image-overlay)))
    (if (and (car-safe old) refresh)
        (image-refresh (overlay-get (cdr old) 'display))
      (my-org-add-inline-image-overlay (funcall loader)))))

あとはURLから画像を読み込む関数が有れば良い。

(defun my-org-create-image-from-url (url)
  (let* ((buf (url-retrieve-synchronously url))
         (res (if buf (with-current-buffer buf (buffer-string))))
         (sep (if res (string-match "nn" res)))
         (data (if sep (substring res (+ 2 sep))))
         (img (if data (create-image data nil t))))
    (if buf (kill-buffer buf))
    img))

nilチェックやkill-bufferで不要になったバッファを削除したりしている。

2012-03-10

ネットプリント

初めてネットプリントを使ってみた。Web上で表示された申込書を印刷するため。現在自宅にはプリンターが無いので。

PDF(XPSでも良いんだろうけど、何となくPDF)へ「印刷」して、出来たファイルをネットプリントのサイトからサーバーへ送信して登録完了。セブンイレブンのコピー機みたいなのに予約番号と20円を入れて印刷。

うん、これは良いものだ。前々から場所を取らないモバイルプリンターでも買おうかなと思ったいたのだけど、これでますます不要になった。

知り合いによると、お店のクーポン券をネットプリントに登録しておいて、必要になったらセブンイレブンで印刷したりといった使い方も出来るらしい。

他にも予約番号をtwitterで配布して手書き新聞を配布したり、ミニコミ誌を配布するのに使っている人もいるらしい。

AndroidやiPhoneのアプリもあるので、出先で写真を撮ってすぐに印刷ということも出来そうだ。

2012-02-12

git-encwrapper更新

2013-08-12追記: elisp側で何とかするコードを書きました。複数の文字符号化方式が混在しているときのmagit文字化け対策コード

「 fatal: cannot handle encwrapper internally 」というエラーが出るのでgit-encwrapperを修正しました。

原因はどうやらexecvp(git_filename, argv)にあったようです。git_filenameがgitなのに対してargv<sup><a id="fnr.1" name="fnr.1" class="footref" href="#fn.1">1</a></sup>がgit-encwrapperであるとこのようなメッセージがexecvp呼び出し後のどこかで発生するようです。

ただし、execvpの呼び出し先がmsysgitの場合はこの問題は発生しませんでした。Cygwinのgitだと発生するようです。私はmsysgitを使っているのでこの問題に長らく気がつきませんでした。

なぜ気がついたかというと、Cygwinのgettext-devlパッケージがgitに依存するようになって、Cygwinのgitが自動的にインストールされてしまったからです。

さらにmsysgitとCygwinを連携させるために、ある種のトリックを使っていたことも問題をややこしくしました。msysgitのbinにパスを通すとmsysgit付属の各種UNIXコマンドにもパスが通ってしまって困ります。なので、msysgitにはパスを通さずにC:Program Files (x86)Gitbingit.exeを実行するだけの代理の実行ファイルを/usr/local/bin/git.exeとして配置していたのです(ちなみにハードリンクではexeと同じディレクトリにdllが無いのでうまくいきませんでした。dllも含めて/usr/local/binへ入れればうまくいったかもしれませんけど……)。そしてCygwinのbashからgitを実行したときはPATH=に先に/usr/loca/binが入っていたのでmsysgitが呼ばれ、NTEmacsから実行したときはPATH=に先に/usr/binが入っていたのでCygwinのgitが呼ばれるという無茶苦茶な状況に。なぜEmacs上からだけ動かないんだ!?と原因究明に手間取ってしまいました。結局Windowsの環境変数PATHの順番を調整することでなんとかなりました。

本当はCygwinのgitが使いたいのですが、Cygwinのgitはテキストマウントに対応していません。テキストマウントしたディレクトリにリポジトリを作ると、リポジトリ内の改行コードがcrlfになってしまい、fatalエラーで何も操作できなくなります。

Footnotes:

1

DEFINITION NOT FOUND.

2012-02-05

コルク遊び

コルクを買いました。

IMG_20120205_181936.jpg30×30×30コルク立方体88円、30×30×100コルク直方体148円、30コルク球128円

IMG_20120205_182239.jpgとりあえず積んでみました。

IMG_20120205_182316.jpg格好いいでしょ。

IMG_20120205_182403.jpg迫力ですね!

IMG_20120205_182410.jpg何に見えますか?

IMG_20120205_183040.jpg奥行きを使ってみました。

IMG_20120205_183103.jpg意外と崩れないものですね。

IMG_20120205_183113.jpg一番上に乗せてある棒でバランスを取っています。

IMG_20120205_183131.jpg

IMG_20120205_183437.jpgほとんど引っかかっていない橋。

IMG_20120205_183453.jpg崩れないのは摩擦係数が大きいためでしょうか。

IMG_20120205_184051.jpg迷路?

IMG_20120205_184704.jpgより自由に!

IMG_20120205_184717.jpg名付けてイナバウアーまたはマトリックス。

IMG_20120205_184935.jpgより複雑に。

IMG_20120205_184956.jpg三つのコルクが宝玉を大事そうに支えています。

IMG_20120205_185332.jpgただひたすら高みを目指して。

IMG_20120205_185338.jpg

IMG_20120205_190235.jpgさて、これは何でしょう。

IMG_20120205_190249.jpg

IMG_20120205_190445.jpgおしまい。

2012-02-02

寒い冬のホットドリンク 粉末ドリンク

最近はスティック状の粉末インスタントドリンクをよく飲みます。

ドトールインスタントスティック:

IMG_20111227_171230.jpg

MAXIMスティックメニュー カフェモカ:

IMG_20111227_171302.jpg

Blendy stick ココア・オレ:

IMG_20120105_155035.jpg

このあたりはコンビニで買いました。MAXIMのスティックメニューがそこそこ良かったので、Amazonでコンプリートパックを買ってみたり。

スティック型は分量に迷うことなくいつでも均一な味が楽しめ、中身も劣化しにくいのがうれしいですね。値段の上ではスティック型よりも一袋に大量に詰めてある方がお得ですが、同じ味をずっと飲み続けるのはつらいですし、かといって何種類も袋で持っていても飲みきれないですし、かえって不経済というものでしょう。スティック型は多品種をそろえやすく飽きにくいところが良いですね。

2012-02-02

寒い冬のホットドリンク ティーバッグ

ティーバッグはあまり飲みません。定番は紅茶のティーバッグですが、コンビニで見かけるタイプは一人で飲むには数が多すぎます。また、バッグを紙の袋で包んでいるだけなので劣化が心配です。

この間セブンイレブンでほうじ茶ティーバッグを買いましたが、あれは一つ一つ袋で密閉してあって劣化しにくいようになっていました。ただ、ほうじ茶としての味は今ひとつでしたが。

ティーバッグと言えば、最近マクドナルドでドリンクを頼むときはホットミルクティーを頼みます。頼んだことがある人は知っていると思いますが、マクドナルドでホット(ミルク/レモン)ティーを頼むとリプトンのティーバッグ(Sなら1つ、Mなら2つ)とお湯が出てきます。これ、初めて頼む人はびっくりすると思いますが、まあ、マクドナルドはそういう店なので。アイスティーの方も結局はティーバッグですし。以前はコーヒーばかり頼んでいたのですが、近年はコーヒーが体にきつく感じられるようになってきて、かといって冬場に冷たい飲み物はいやなのでホットティーを頼むようになりました。